世界一の資産家の人生哲学
世界一の投資家と言われていますバフェットさんの投資哲学を纏めた本のなかに、「バフェットの教訓」という本があります。
1時間もあればさらっと読める本ですが、なるほどなと思うことが多々書いてあります。
例えば主な内容は以下の通りです。
自分の知らないことには手を出さない。
全て説明できるくらいまで、事業やビジネスの中身を理解した上で投資する。
マーケットの感情には押し流されない。自分で論理的に考えて価値がある株は、価値が反映されるまで数年単位で待つ。
家族を大切にし、平和な毎日を大切にする。
すぐに読める本でしたが、単なるお金持ちになる方法ではなくて、バフェットさんの家族や生き方等々に対する人生観も描かれた本でした。
バフェットさんの投資哲学は、とてもシンプルです。
本当はもっと高い価値、実力を持っているのにもかかわらず、マーケットにおける一過性の失望感や焦燥感から必要以上に売られ過ぎて、本来の価値を下回った株に投資をして、回復する、または本来の姿に戻るまで待つという投資手法です。
「バリュー投資」と呼ばれています。
特殊なベンチャー投資やトリッキーな仕手株への投資ではなく、コカコーラやディズニー、アメックスなど、誰もが知っている株を、それが経済ショック等で周りに引きずられて下落した時に仕込んだ株の含み益で、巨額の資金をつくりました。
彼の最初の資金は、ほんの1000万円程度でしたが、今では世界有数の資産家になりました。
これを聞くと、このようなドリームを実現させたくなります。
本書は、なかなかそのバフェットさんの哲学を簡潔にまとめた一冊です。
ゴールドマンサックスもまさにリーマンで傷ついたバランスシートに対し、バフェットさんに増資を受けてもらい、ゴールドマンは立ち直りました。確かにその後またゴールドマンの株は元に戻り、かなりのリターンが出ています。
例えば、マクドナルドとオリエンタルランド、そしてコカコーラなどは日本においては引き続きバリュー投資の観点では魅力的です。
だいぶ株価は上がってきてしまいましたが、コカコーラなどは現時点でもまだ株価はポテンシャルをまだ反映されてない割安のように感じます。
マクドナルド株の魅力
マクドナルドは人々の生活に密着しており、原田経営でめちゃくちゃになりましたが、経営が変わりいま急回復をみせています。かつ、完全禁煙化してファミリーの取り込み戦略にも力を入れています。
ファミリーをターゲットにすることで子供の分まで購入され、必然的に一人でくる喫煙サラリーマンよりも客単価はあがり利益は押し上げられます。ロジックで考えると、必ずそうなりそうですね。
先日の顧客参加型のハンバーガー選挙もファミリー戦略上なかなか良いアイデアだと思います。次の決算はかなり良い数字になり株価は増大するのではないでしょうか。
顧客はハンバーガーの新しい形を楽しみ、期待に胸を踊らした。マクドナルドに対する愛着、ロイヤリティが高まることにもつながりました。
また、顧客の肩肘張らない本音のニーズを、選挙という形で収集することができました。新商品の開発には大変有益なマーケティングデータになったことでしょう。このようにマクドナルドのマーケティングノウハウは明らかに向上しています。今後のマクドナルド株には成長を期待しています。
オリエンタルランド株の魅力
浦安ファンとしては、オリエンタルランドさんのご活躍は外せないポイントです。
レジャーは不景気の際には真っ先に切られてしまう支出先です。その観点からリスクは内在はしていますが、オリエンタルランドはそれを遥かに上回るポテンシャルを持つと考えています。
いまディズニーランドのなかに巨大な新エリアが作られています。
出所:オリエンタルランド記者発表イベント
これの意味するところは、ディズニーランドの価値はその分だけ増大し、たくさんの人を魅了するということです。そしてそれは株価に必ず反映されます。
またディズニーシーは世界唯一の海をテーマにしたディズニーパークです。浦安にしかない価値があるのです。
インバウンドの流れは今後も拡大傾向で、体験価値を重視するアジアインバウンド旅客にはこのような世界唯一の体験ができる場所は多くの人を惹きつけるはずです。
こう考えるとオリエンタルランドの株価は、年単位で見ればまだまだ伸びるかもしれません。
コカコーラ株の魅力
コカコーラはこれまた人々の生活に密着した商品です。さらにマクドナルドやディズニーの売上にも比例してそのオフィシャルビバレッジ提供者であるコカコーラの需要は伸びます。
また、2017/3末にコカコーラウエストとコカコーライーストは合併しました。これにより経営効率は格段に上がるはずですがその効果はまだ株価に反映されていません。
この効果が決算で数字として見えてくると、株価は増大する可能性があります。
資産を増やす為にはまずは投資対象について徹底してリサーチを行い、そこに自分なりの成長のロジックをつくれるかどうかということかと思います。
浦安にマイホームを買うにしても、浦安の地価や街の価値は今後どうなっていくのかを自分なりの理屈を持つことが大切のように思います。
その理屈があれば浦安は今後どうすべきか、についても自ずと答えが見えてきて、今後の市政や選挙に対しても、確固たるあるべき姿が見えてくるのではないでしょうか。