マクドナルドを数カ月前より推奨株としてご紹介をしましたが、今回は次なる投資推奨の株式についてご紹介をしたいと思います。




 

今回ご紹介をしたいのは鉄道株です。結論から申し上げると、今回ご紹介したい引き続き上昇余力のあると推定している株式は「JR東海」と「JR東日本」です。

 

まずは鉄道業界バリュエーション

まずは鉄道各社のバリュエーションを計算してみます。8/10時点株価を使った簡易的バリュエーションですが(自己株や希薄化は無視していますが、大きなずれはないと思います。)

同じJRでもJR東日本だけは非鉄道部門の収入が多く、不動産事業のバリュエーションの要素を考える必要があります。東急も同じく不動産等の割合の大きな鉄道会社であり、カテゴライズするとJR東と東急、そして、JR東海とJR西日本に分かれます。

JR東海について

足元では新幹線の利用が想定を上回って進捗しており、増収増益の方向性と考えられます。訪日客は引き続き増加しており、J-Railパスの売上も好調であることや、周遊型の旅行ニーズも引き続き堅調であることから鉄道利用の増勢が続くと思われます。そして、17年4月に全面開業した名古屋駅前の大型複合ビル「JRゲートタワー」は収益に本格的に貢献してくることもあり、営業増益の可能性は高いでしょう。

直近株価でのPERを見ると、業界の標準値である13倍や、当社の過去平均である11.5倍程度を下回る水準で推移しています。

今後推定される株価としては、19,500円程度が目標になるのではないでしょうか

但しこの株の場合は動きがスローで時間がかかる可能性があります。長期安定投資の位置づけとして投資される方向けの株式かと思います。

JR東日本株式について

1Q決算も想定通り好調であり、鉄道収入の安定収益に加え、新宿ミライナタワーやJRさいたま新都市ビルなどの不動産事業の収益拡大も見込まれ、営業増益の可能性が高い株式です。

業界の中では比較的高めのバリュエーションではありますが、過去の当社のバリュエーションから見ると現在のバリュエーションはまだ割安の可能性があり、中長期的観点からは、駅ビル開発などで着実な利益成長が見込めるため、株価も上値の余地はまだまだ残っていると考えられるでしょう。

今後推定される株価としては、10,750~11,000円程度が目標になるのではないでしょうか。

また海外における自社のノウハウを活かした鉄道事業運営への参画も相次いで発表されており、新たな成長ドライバーが生まれる可能性があります。これらが数字として見えてくると、上記の枠を超えて、株価推移は新しい上昇局面に入ることもありえることでしょう。

北朝鮮情勢が安定をしていれば来週中にも一気に上がる可能性はあり得るでしょう。




これらの大型株の株価の動き方とバリュー投資

これらの大型株はインデックスに織り込まれているため、円高や何らかのマーケット全体の動向に動きがあると一緒に引っ張られて売り圧力が高まり、株価が急落することがあります。

しかし、こういう時こそ投資のチャンスです。

まさにマーケットが感情に流されて売りが売りを呼んだ時に、これらの優良企業の株に積極的に投資する「バリュー投資」の手法が、大きな資産を作る鍵だと考えています。

JRほどの超優良企業が、ちょっとした円高や海外の醸成ごときで揺らぐはずがありません。そんな自明のことであるにも関わらず、先週のように数パーセントも暴落することがあります。

こういう時こそ、これらの優良企業の株へ投資する大チャンス!です。

ぜひ優良企業の本質に目を向けた「バリュー投資」で皆様の資産をどんどん増やし、浦安ライフをエンジョイ頂けたらと思います。

なお、バリュー投資の考え方については以下をご参考にください。

参考記事:大富豪の資産形成のノウハウ