アイルズが販売され始めてから約5年が経とうとしています。アイルズの価格推移から浦安の不動産価値の変遷について考えてみたいと思います。




まずはじめに現在のアイルズ「Palm」の値段ですが、Palmで1番リーズナブルな区画で6,800万円となります。平均的には7,500〜8,500万円のレンジです。

そして、分かりやすく比較するために、これまでのアイルズの各街区の最安値を確認してみますと以下の通りです。

サンシャイン 6,250万円 (太陽光含む) サンシャイン 5,950万円(太陽光がないと仮定)

コースト  5,980万円(冬場アールフォーラムの日陰になる要素あり)

ブリーズ  6,780万円

パーム     6,800万円

こうしてみますと、ブリーズを境に1000万円近く値上がりしていることが分かります。なお、最安値を出すのは常にトヨタホームです。ほぼ工場で製造して現場では組み上げのみとするため、建築に人件費が相対的にかからない工法を有するからでしょう。

このような値上がりの傾向にもかかわらず、アイルズは作れば短期間のうちに売れてしまう状況が続いております。

新浦安で戸建てが人気である理由

この戸建てが売れる理由としては、

・シニア層にはメンテが楽なマンションが人気ですが、若いファミリー層にはすぐに地面があり、子供が走っても階下の方を気にしなくて良い戸建てが人気があること。そして、新浦安は老齢割合が2%と極めて若い人口層であること

・コンクリートの値上がりによりマンションが高騰する中、相対的に値上がりしにくい戸建ての注目が高まっていること

・最近の戸建てはメンテフリーが増え、建物の維持が用意で価値が保たれやすいこと

・マンションの管理費等がないので、20年済むと1000万円以上戸建ての方が安く上がること。

・特に日の出地区において2000年以降にセレナやシーガーデン、アールフォーラム等のマンションを新築で買われた方は、数百万円〜1千万円超の10〜20%のキャピタルゲインが出ており、それを原資に新築戸建てへの住み替えをされていること。

などが挙げられます。

アイルズ販売当初は震災復興の景気付けの意味もあり値引きもあったと聞きますが、いまは基本的に値下げはしないようです。特に、トヨタホームはギリギリで価格設定しているので値引きはしないでしょう。

気に入った物件があればまずは早期の申し込みをした方が良いでしょう。

すぐに売れてしまうので、気に入った物件があれば、まずは購入権利を抑えることを最重視すべきかと思います。倍率2倍となった瞬間に、当選確率は50%まで下落します。

最近では抽選の段階までに事前のローン審査をしてもらうことも、お客さんにお願いしているとのことです。

アイルズの開発ですが、残りPalmが半分と、コースト2のあわせて180軒ほどとなりました。いよいよクライマックスです。

検索ビッグデータを調べると、最後のコースト2の販売を待つ人はこれまで以上に多いようです。

販売側も価格は強気で行くことになるでしょう。また、金融がこれからタイトになる可能性があり、ローンの利率値上げや深さが出なくなるかもしれません。

その辺りも踏まえて、アイルズをご検討中の方々は早めの意思決定をされた方が良いかもしれません。

人気戸建て分譲地区は、分譲完了直後に買わなかったことを後悔した方々からの需要で中古価格が上がることがあります。

アイルズの資産価値の真価は、アイルズ分譲完了後に見えてくることでしょう。

日本の不動産マーケットだけは世界的にも異常で、中古になると価格が落ちていく傾向にありました。しかしこれからは欧米のように最初が一番安く、時間とともに資産の価値が上がるような仕組みを政府としても推進しています。

碧浜も震災前まで、アイルズができるまでは価格は右肩上がりでした。

アイルズの中古価格に影響を与えるのは、クオン新浦安の隣にできる戸建てになるでしょう。ただし、クオンの価格を見る限り、戸建ては総じて1億円超になるのではないかと予想しています。

✳︎クオン新浦安では7/15〜7/22の間、一次販売の申し込み受付中です。抽選は7/23です。 75㎡5,058万円〜/96㎡7,278万円〜/101㎡8,498万円〜/

そう考えると値上がり傾向のアイルズではありますが、早めに抑えておくことは1つの有力なオプションになるのではないでしょうか。