昨年の夏に明らかになった浦安魚市場の売却案件ですが、その後どうなるのか気になって仕方ない方も多いかと思います。
現在判明していることから、次の開発計画の内容と、完成時期が明らかになっていますので、レポートしたいと思います!
Executive Summary
浦安魚市場を買ったのは誰か?
浦安魚市場を買収したのは、浦安市内でも複数のマンションを分譲している
「野村不動産」
です。
そしてその買収価格はなんと55億円とのことです。
建物の価値はないとはいえ、イトーヨーカドー新浦安が142億で買収されたことを考えると、なんともお買い得すぎる値段のように見えます。
野村不動産が羨ましいですね。
どんな開発が行われるのか?
野村不動産のなかでは、現在この駅前の大規模な一等地を活用して、商業施設を計画しています。
野村不動産は現在GEMSという商業施設ブランドを展開しております。
野村不動産のGEMSとは、以下のようなコンセプトです。
GEMS(ジェムズ)」=英語の「GEM(ジェム)=宝石」の複数形です。「GEM(ジェム)」、それは宝石から転じ、研磨された貴石のように美しいモノ、完璧な人という意味を持ちます。
生き生きとした宝石(店舗)がいくつも集積された都市型商業施設として、さらに将来にわたりその輝きを放ち続け、≪各々の街において、人々の生活を輝かせる存在となる施設≫≪施設にかかわる人々の、大切な宝石となる施設≫という思いを込めて名付けました。
食事は街を幸せにできる。そのためにGEMSが大切にしているのは個性です。
(野村不動産公式サイトより)
ただ、このGEMSは都心部の細長い商業ビルであり、そんなに大規模なものではありません。
最近、野村不動産は、浦安以外にも、さいたま市や所沢市で土地を仕入れており、これらの地域で同時に大規模な新しいコンセプトの街造りを検討しています。
もしかするとマンションも併設されるのかもしれませんが、開発の主は「商業施設」という計画になっています。
浦安の新商業施設は2022年3月に完成予定の計画となっています。
タワマンになるのではないと予想しておりましたが、激しい混雑の東西線への懸念も解消される商業施設計画となることで、浦安市にとっては大きな価値向上の開発となるのではないでしょうか。