9/27のオープンを控え、ニューコースト新浦安では最後の仕上げが急ピッチで進められています。
店内に入るお店の看板も貼り付けられました。
7&i のマークがあったシンボル看板にもニューコースト新浦安の看板が薄っすらと見えています。
短期間でテナントを見つけることは大変だったと思います。
一方でテナントは各業界の大手ではなく、多少ニッチなチェーンが多い印象です。
すぐ近くにイオンがあり、三方を海に囲まれているという難しい商業条件であることから、「敢えて個性を取る」というマーケティング戦略なのかもしれません。
スターツさんは周辺でもクオン新浦安やホテルエミオンを経営されています。どうせならばこれらの施設とのシナジーを追求してみてはいかがでしょうか。
例えばイオンであれば株主に、株主専用ラウンジを用意しています。
ドリンクやおやつが食べ放題です。
消費者というのは、ラウンジやドリンクという機能的価値よりも、「自分だけが特別に入れる」という優越感に浸るという感情価値により大きな価値を感じるものです。エアラインの上級会員システムもまさにその顧客ロイヤリティ戦略です。別に飛行機が出発する時間は一緒なのに、手荷物のないダイヤモンド会員でもなぜ優先搭乗をしたがるのか?それがこの優越感戦略です。
スターツさんも、一定の株を保有する株主、クオン新浦安の住人、年間百万円以上購入するようなお客様だけが使える専用ラウンジを設置して、顧客ロイヤリティを高めていくような戦略を考えても良いかもしれません。それにより、リピート率の向上やブランド力を高めることができるでしょう。
下手にあまり人気のないテナントを誘致するよりも、スターツさんにとって効果的なマーケティング戦略になるのではないでしょうか。