東京都は民間と連携した公園施設の活性化を政策として精力的に進めています。中でも日比谷公園の官民連携は素晴らしく、今回新たにアシックスが運営する「スポーツカフェ」が誕生することがわかりました。
SPORTS STATION&CAFE」は、日比谷公園の野外音楽堂付近にある建物の1階にオープンするとのことです。
営業時間は午前10時から午後9時で、カフェ92席(うち16席はテラス席)として開業します。
同じ建物の3階にも「HIBIYA PARK BIZ」をオープンし、いわゆる「サテライトオフィス」として、Wi―Fiや電源のコンセントを配備したテレワークスペースとして機能します。
全部で32席用意され、日曜・祝日などをのぞき午前9時から午後5時まで利用可能になるそうです。(日経新聞より抜粋、一部加工)
日比谷公園は他にもステキなオープンカフェ式レストランなどもあり、人々の憩いの場となっています。
こういった民間ノウハウを活用した公園活性化はいま全国でどんどん拡大しております。
なぜ新市政の施策には、こういった街を発展させるための新しい取り組みが記載されないのでしょうか。
たしかに堅実な政策である一方、浦安市が今後も発展して行くような新しい取り組みは見受けられません。
このような地域発展への活用期待が高かった三番瀬の施設も、パブリックコメントを実施している最中に建設を始めてしまう=市民の声は聞かない、という残念なプロセスとなり、数億円をかけた東屋のような施設になってしまいます。
せっかくの機会と税金が、とてももったいないと感じてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
論点として、
「営業施設を作っても需要がないのでは?」
「そんなの受けてくれる民間はいないのでは?」
という議論がでて躊躇されているのかもしれません。
しかしながら、新浦安の人口だけでも8万人近くいます。これにホテル滞在者を加えれば、10万人規模の人が常に滞在します。
日中は仕事やディズニーに行っている人を考慮しても、数万人の地域内需要があります。
さらに皇居ランのように、ランニングや自転車の聖地としてブランドを高められれば、外部から浦安市に遊びに来る人も増えることが予想されます。
それを踏まえれば、たとえば上記の日比谷公園のアシックス施設規模の営業施設であれば十分に採算を見込むことができると考えます。
過疎化が進む地方都市でも、公園内にスターバックスを誘致して活性化に成功している事例も有名ですね。(富山市)
市長選挙まで残り2年となりました。
いま政策を打ち出さなければ、実績として次の選挙で示すことはできません。
例えば元市長が再び手を挙げ、このような新しい政策を前面に出した公約を掲げられるかもしれません。
自民党内の別の派閥から支持を取り付けた海外のトップクラスの大学卒の天才ビジネスマンや弁護士が立候補してくるかもしれません。
そうなった時には、かつてない波乱の市長選になることが想定されます。
残り2年の市政の舵取りがどうなって行くのか、大変注目が集まります。