浦安の地域の宝

浦安には由緒ある神社がある。浦安の誇りである。




私は神道の有識者ではないが、地域活性化の仕事をしている中で、神社の存在は重要な役割を果たしていることを感じるし、それは間違いない。

神社は、その地域の人達の想いを形にし、願いを天に伝える為に、建立されてきた。

神社が建立される要因は、村の田畑の開墾に伴い豊作を願うといった社会経済史の変動による。

もしくは、疫病や洪水に見舞われた、戦乱の後などの鎮魂のために建立されることもある。

人々の記憶に残る重要な出来事を契機に神社が造られてきた。

神社はその地域に住む人々の記憶が形になったものである。

「お寺はお坊さんが居なくなったら無くなってしまうが、神社は神主が居なくても無くならない」といわれているそうだ。

神社の社殿が無くなっても、後には小さな祠や社が残り、もしそれが無くなっても、石や樹木が残り、神聖な場所としてずっとその場所は大切にされる。

浦安の三社も、地域の人々によって大切に守られてきた。三社の存在は浦安の歴史であり、地域の宝である。豊受神社の神木も地域の方々の手により大切に保存されてきた。

これからもこの文化と歴史の象徴を、ずっと大切にしていけたらと思う。

そして浦安全地域の平和の為に、新浦安地区にもそろそろ神社の建立があっても良いと思う。

新浦安の街の雰囲気に溶け込ませる為に、場所の選定は重要だが、浦安の全域に神社がバランスよくあることで地域のつながりも強くなり、四社祭を浦安全体で行うことができたらと感じる。