京葉線とりんかい線の直通問題

以前より京葉線とりんかい線の直通運転が叫ばれていますが、それはすでに線路が繋がっているからです。

内田新市長も鉄道ファンとして、注力すると仰られています。




しかし、運賃清算の問題がネックになり話が進みません。
りんかい線の資本関係を整理するのは税金の精算でもあるため、そんな簡単ではないでしょう。

物理的には確かに簡単ですが、政治の力学として極めて難しい問題です。

同じ問題は都営とメトロの間でもおきています。メトロはすぐにでも上場したいわけですが、大株主である都は都営地下鉄との経営合併無しには上場に賛成しません。

メトロほどの有料企業ならば簡単に上場できるわけですが、斯様な政治問題を理由に物事が進まないのと同じく、このりんかい線とJRの一体運用も、資本関係が整理されない限りは前には進みずらいと推測されます。

それなら有楽町線との一体運用を推進するという考え方

そこで提案したいアイデアがあります。

スタックする京葉線、りんかい線直通問題を待ち続けるくらいならば、いっそのことメトロ有楽町線が新浦安まで複々線化も兼ねて延伸してしまう、というプランです。

全線高架になるため建設費はかかりますが、JRとメトロの優良民間企業二社と利益を享受する沿線自治体の連携であれば、ファイナンスの観点で現実性はより増すように思います。

新木場での乗り換え数も有楽町線の方が多く、ニーズとしてはむしろりんかい線直通よりも理にかなっています。

京葉線、りんかい線の直通は建設費がかからないことは大きなメリットですが、複々線化しないと東京行きの本数が激減し、京葉線ユーザーの利便性はさがり、乗客からはかなりのクレームにも繋がると思われます。またディズニー需要をさばききれないかもしれません。

そうなると複々線化を主眼として計画を練ることも、真剣に検討する必要があるのではないかと考える次第です。

もちろんいきなり複々線化ではなく、まずは新木場から有楽町線の線路を上にあげて、京葉線につなげ、直通運転を実現させることから始められます。これにより、早期に京葉線の利便性を高めることができますし、有楽町からディズニーに直通で向かうことができるため、京葉線の東京駅ホームが遠いという問題の新しい解決策にもなります。

↑勝手なイメージ図。、

さらに、これにより埼玉、東京、千葉が1つに繋がることになります。

素晴らしい鉄道ネットワークになると思っているが、いかがでしょう。

ちなみに、京葉線の線路容量についての考察は こちらに纏めてみましたのでお暇なときにご覧ください。