コミュニティバス新路線への市民意見に対する市の回答が公表されました。

 

まず、市民の方々からのコメントとそれに対する市の対応方針はこちらにあります。

合計75件の意見提出があり、通常よりも市民の関心が高めである案件との印象です。

そして、浦安市は以下の通り、回答を分類しています。

A:意見を受けて加筆・修正したもの

B:案に意見の考え方が概ね含まれていたもの

C:案に意見の考え方が一部含まれていたもの

D:案に意見の考え方が反映・修正されなかったもの

E:その他のもの

さて、この75個の市民の貴重な意見に対する市の回答を上の分類で個数をみてみます。

こうしてみると、Aの市民意見を参考にして、案を修正したものが1つもありません。

例えば、「日の出・明海の南のエリアをカバーして欲しい」というコメントがありました。

実際に路線図を比較すると、高洲は海沿いの道路まで路線が丁寧に張り巡らされていることに対して、日の出・明海は中途半端なところで北側に戻ってしまいます。

↑高洲地区(出所:浦安市)

 

↑日の出地区(出所:浦安市)

比較してみると、明海・日の出の路線案は荒いように感じられます。

市民全員が平等に税金を払っているのですから、明海の南側や日の出の東側、そして、最南端の住宅地までもうワンブロック外側を路線として走らせるべきではないでしょうか。

乗り換え無しで市内の様々なところに行ける、というのが今回のコミュニティバスの存在意義な訳ですから、なぜすぐ近くまできているのに対象外の地域を作るのかは、残念です。

併せて、内田市長が選挙の間に仰った「日の出-新浦安-浦安のエクスプレスバス案」はEとなっていますが、これは公約とも言えるものですから、早期に方向性を示して頂きたい案件かと思います。

参考記事:2017/3/12 浦安市長選の政策討論会での質疑応答

 

パブリックコメントは、本来市民の本当に欲するものと政策のズレがないかを確認するためのものであり、その意見から1つも採用されるものがないという行政側の進め方は、「市民が主役」と掲げた内田市長のお考えとは正反対なのではないでしょうか。

確かに様々な調整を経て案をつくり、その案であれば実現できるようにまで下準備をされているわけですから、変えたくないお気持ちもよく分かります。しかし、そうであるならばもっと早いタイミング、つまり案を作る前のタイミングでも、一度市民の声を聞くべきではないでしょうか。

また、意見の中には市民の個人的な要望といったものも散見されますので、公共性の観点から採択しないというのも理解はできます。

しかし、やはり1つも市民の意見を採択しないという物事の進め方には、強引さを感じてしまいます。

案を作ってからパブリックコメントをして、出てきた意見を無視するやり方は、市民の声を聞いたとはいえません。

このようなこれまでのパブリックコメントのやり方は、是非内田新市長のご采配で、「市民が主役」を実現するために改善をして頂けることを願っております。