市長選の政策討論会における内田市長のロープウェイ構想コメント

市長選挙の政策討論会(詳細は こちら)にて浦安駅と新浦安を結ぶ交通整備方針の質問をされた時に、内田市長から、「自分は鉄道が好きで、この問題はずっと考えていた。」という前置きの後に、「浦安ロープウェイ構想」への言及がありました。

半分冗談のような夢物語の位置付けのコメントでありましたが、実は有効な解決策にもなりうるものと推察されます。



ロープウェイは維持費はかかるものの、ニューヨークでも活用されており、柳通りの交通量に影響なく設置が可能な輸送手段であり、渋滞もありません。

終点はダイエー用地、または音楽ホール交換で手に入れた土地を活用できます。

オリンピックを機にロンドンでも都市型モノレールの実績があります。

ロンドンで2012年のオリンピック開催に合わせて、テムズ川を渡るロープウェーを建設しました。距離は1キロメートル、時速約20キロメートルです。

この路線はドバイの航空会社であるエミレーツが命名権を獲得し、運行費用を支援しています。路線名は「エミレーツ・エア・ライン」となりました。

洒落た名前で、日本ではエミレーツ航空と間違えてしまいそうですが、同社の英語の会社名は「エミレーツ」であり、「エミレーツ・エア・ライン」はロープウェー、空に引いたロープ(ライン)です。

ロープウェイは建設費が相対的に安いものです。

用地は支柱の分だけ。トンネルや高架陸橋などの設備も不要です。支柱を立て、ロープを渡すだけです。動力は駅の片側1カ所だけで、ゴンドラに動力はいりません。

工期も短く、運行時の騒音もありません。

ロープウェーのゴンドラは動力を持たないわけですから、風の音、鳥のさえずりしか聞こえません。

これは沿線の人々にもメリットで、深夜早朝も運行できます。

ロープウェイ大手の日本索道も積極的に都市型ロープウェイを提案しています。

以下、日本索道HPより。

 

都市活性化で注目している福岡でも、ロープウェイ構想が水面下で動いています。

JR九州が福岡市の博多駅と博多港のウオーターフロント(WF)地区間をロープウエーで結ぶ構想を検討しています。両地区につながる大博通りの上空約2.5キロを運行するアイデアで、実現すれば日本初の都心型ロープウエーになります。WF地区への交通アクセス改善につながるほか、観光の目玉、街の新たなシンボルとして期待されます。

福岡市が今年春に民間から公募した「WF地区再整備基本計画」への提案の中に、ロープウエー構想を盛り込みました。定員15人前後のゴンドラを導入し、大博通りの中央分離帯に支柱を立てて駅から中央ふ頭付近までをロープでつなげる構造を想定しています。

空から街の景観も楽しんでもらう目玉交通になります。博多駅ビルや博多港の建物にロープウエーが直接乗り入れる案もあります。

 

東京が背中を追いかけるニューヨークやロンドンでも活用されているこの都市型ロープウェイは真面目に検討する価値はあるのではないでしょうか。

香港では空港近くからロープウェイ路線がはられています。

総合公園〜新浦安〜浦安を結ぶ空の散歩道。新しい浦安活性化、観光資源化にも繋がります。

かつてはディズニーランドにもあったロープウェイ、ぜひ費用が高いからと諦めずに、真剣な事業性検証を行うことをご検討は頂けたらと思います。

もちろん、売上予測をふかさないといけなかったり、赤字予測であればやるべきではありません。

しかし、真面目に導入を調査検討するだけでも大きなインパクトがあります。

浦安駅前の再開発を一番実現可能な内田市長だからこそ実行可能と言える政策となり、偉大なるご実績とならないでしょうか。

内田新市長は選挙期間中にはバスが基本だとは仰られていたが、夢として語られていたロープウェイ構想は、ぜひまずは調査だけでもご検討頂きたいと思います。市民に夢を与える仕事になるからです。

江東区もオリンピックな併せて都市型ロープウェイの導入を提案しています。

負けられません、浦安市!!