今年の浦安市は選挙イヤーです。

2019年には、たくさんの選挙が行われます。そして市議選や県議選の戦いはすでに始まっています。

 

 

今年浦安市で行われる選挙一覧

浦安市議会議員一般選挙

任期満了日:平成31年4月29日

投票日は2019年4月21日になります。

千葉県議会議員一般選挙

任期満了日:平成31年4月29日

4/7の投票で、矢崎健太郎さんと宮坂奈緒さんが当選しました。

保守分裂の影響もありましたが、第二湾岸道路への意志を表明した矢崎さんがダントツの一位得票となっています。

参議院議員通常選挙

任期満了日:平成31年7月28日

現在の市議、県議の方々はそわそわしている時期でしょう。駅頭や広報活動が活発化しだしているのはそのせいです。

今回の市議選は新人候補者も多数出馬するようです。また、市議から県議に出る人も複数出てきそうです。乱戦になるのかもしれませんね。

 

浦安市内のこれまでの選挙への関心度

浦安市内も御多分に洩れず、政党に紐付いた固定の票数がそれなりあるのですが、浦安市の興味深いところは若い世代も多く、浮動票がかなりのボリュームを占めており、これまで選挙に行かなかった人が選挙に行って投票する事で、これまでとは違う選挙結果になることが十分にあり得るという点です。特に新浦安側ほど選挙に無関心な人が多く、地区別投票率にも数字で現れています。

逆に言えば、これらの浮動票の投票が行われると、○○党はこれまで固定票だけで必ず○議席とれていたものが1議席しか取れない、もしくは議席を取れないと言ったようなこともおこり得るかもしれません。

平均的にこれまで浦安市内の選挙では40%くらいの人しか投票していません。

残りの60%の有権者が投票すれば、市議会の様子はガラリと変わることでしょう。

これまで選挙に行かなかった人達が選挙に行くだけで、行政には民意が反映されます。

市民が本当に求める政策を進めてもらうには、全有権者が選挙に行くべきです。

自分各有権者の方は、自分の理念に沿った信念を持つ、信頼できる候補者に票を入れることが大切です。

 

投票する候補者を選ぶ際の重要チェックポイント

人それぞれ色々な考え方がありますし、色々な考え方があるからこそ、建設的な議論が生まれます。ダイバーシティは大切なので、色々な人が政治に参加していくことは良いことだと思います。

しかしながら、候補者を選ぶ際に、ここだけは外すべきではないというポイントはいくつかあると思います。チェックポイント的に纏めてみます。

日本や地域を大切にしているか?

私達の幸せな生活は、日本や地域の永続的な発展があってこそ成り立つものです。

したがってそれを蔑ろにする人に政治を任せると大変なことになってしまいます。

例えば、北方領土問題は日本の国家安全保障の観点でも、経済水域の観点でも、日本人としては誰もが譲れないはずです。こう言った事例に端的に、日本や地域を思う姿勢は現れます。

過去の市議会でも、こう言った日本や地域を守るための議論がいくつかありましたが、そこに対する各議員の姿勢は、投票前に良く注意して確認しておくべきでしょう。

参考記事: 2018年12月議会で北方領土返還発議になぜか反対投票があった

浦安に突然移り住んできていないか?選挙前だけ活動を活発化してないか?

地方自治において選挙直前に浦安市内に移り住んできて立候補するような人は、本当に浦安のために政治家を目指しているのかは甚だ疑問です。

浦安のための立候補ではなく、政党や自分が政治家として浦安を踏み台にしようという考えなのかもしれません。

浦安を心から愛している人に、政治は任せるべきです。

国政の落下傘と市議会や県議は深さが違います。地方自治は、地域のための政治です。

また、選挙前だけ活動したり、普段は見ないのに選挙前だけ姿を見せる人はあまり印象は良くありません。

綺麗事だけを並べたマニュフェストになっていないか?政策の実現の可能性は?

以前の政権交代の時に綺麗事のマニュフェストに国民は躍らされ、結果としてむしろ社会の仕組みがめちゃくちゃになってしまったことは記憶に新しいことと思います。

例えば税金を安くするとか、行政支援を増やしますとか、新しいこんな施設を作りますとか、耳障りのよい政策「だけ」を打ち出されることがあります。

しかし、つまるところその原資となるお金がなければ結局は何もできません。言ってるだけはタダだから、ということです。

これまでにすでに走っている予算を引き剥がすことは至難の技ですから、新たな収入が無ければ新たな施策は不可能です。

ビジネスの世界では必ずバランスシートが存在します。資金の調達=バランスシートの右側と、資産の調達=左側は必ずバランスしなければ、債務超過で破綻します。

政策においても、耳障りのよい支出ばかりの政策をいうことは、バランスシートの左側だけの議論であり、破綻した会社と同じです。

バランスシートの右側、すなわち浦安市は今後もどのように成長し、税収を増やし、それを市民にどのように還元していくのか?ということがセットで語ることのできる人が、真に実行力のある政治家であると言えるでしょう。

金を使うことはどんな愚かな人間でもできます。

「財政力豊かな浦安なので、その財源を使って公共のサービスの値引きを!」

という政策を主張する人は、必ず浦安を将来破綻させる原因になります。

子供達が大人になる時代にはそのツケでとんでもないことになりかねないので、要注意です。

一方で、しっかりと政策の原資を稼ぐことが出来るストラクチャーを作る方ができる人は一握りです。

何もないゼロから1を生み出せる能力をもった人がリーダーになるべきでしょう。

浦安の持続的な成長の施策を考え、実行できる行動力のある人が政治家になるべきでしょう。

参考記事: 新たな財源確保や成長戦略を訴える候補者

宝あらたさんの浦安成長戦略
水野みのるさんの官民連携政策
西川よしずみさんの成長政策
柳きいちろうさんの政策

これまでの主義、主張は何か?一貫しているか?

一番大事なことは主義主張の中身と、一貫性だと思います。

ころころ政党を変えたり、言っていることを変えたりする人は、「政治家」という立場やお仕事に憧れている人ではないかと思います。

投票する前には、必ずその人の過去の活動内容や、発言、主義主張の中身と、その一貫性を確認すべきでしょう。

また、第二湾岸のように浦安に多大なる影響を与える政治マターに対して、スタンスを示さずに選挙に出る行為も、「逃げている」「ズルい」と言われても仕方がありません。ホームページなどに有権者が分かりやすく記載すべきです。

30人近い候補者が出馬する市議選なので、選挙前にはこれらのチェックポイント毎に○△×に纏めてみて、投票する人を選んでみるのは良いかもしれません。

そして最後に繰り返しになりますが、全有権者が選挙にいくことが民主主義の根幹であり、全市民の民意を反映した素晴らしい未来の浦安を作ることにつながる行動になります。