現職市議の柳きいちろうさんも、今回の選挙に立候補予定です。
そんな柳きいちろうさんの政策のご紹介と、それに対する考察を行なってみたいと思います。
柳きいちろう さんの政策
柳きいちろう さんの政策は以下の通り満遍なく浦安市の課題に言及しており、「これからも持続的な成長を実現させること、次の世代に良い浦安をつないで行くこと」を基本政策としています。
概要は以下の通りです。
主な主張を纏めると以下のとおりです。
- 自然災害対策へのインフラ整備
- 防犯強化のための防犯カメラ推進
- 教育、福祉サービスの拡充
- その財源を確保するために、以下の政策をセットでおこなう。
- 観光関連税収の最大化
- 民間資金を活用した税金の浪費に歯止め
- テクノロジーを使った行政コストの圧縮
柳さんの政策についての考察
柳さんの政策は金を使うことばかりではなく、新たな財源も考慮した政策となっています。
柳さんの最近の動きとして、自民党への参加を検討しているという情報があります。
また、県議選のゴタゴタの中で、折本さんとは些か距離感が出てきたという情報もあります。
政官民連携を活用し、税金ではなく、民間資金で浦安の成長を実現させようという姿勢も今後の税収減リスクを考えるととても重要でしょう。
例えば、共産党候補の金谷さんのツイッターでのご主張では、浦安人口17万人のうち3万人=17%の国民健康保険利用者の負担金額を減らす為に、全市民からの税収入からの転用を求めることを主張をされています。特別会計の中でやりくりするのならば良いのですが、果たしてこれは財源と言うのでしょうか。
残りの83%の有権者はどう感じるのでしょう。国保を使っていない大多数のサラリーマン市民は相当な額の保険料を毎月会社に支払っています。
浦安市の成長や新たな財源確保につながるPFIの実施方針の策定等をそのお金で行えば、下手したら百億円単位の投資を、税金負担はほぼ無しで実現することも可能です。熊本空港民営化はまさにその例です。数百億のターミナルの建て替えを全額民間資金で実現するのです。
もう少し早くPFIやコンセッション方式を浦安市が取り組んでいれば、数十億円単位の税支出をすること無しに、より素晴らしい地域の集いの場、地域活性化の拠点が生まれたり、福祉や安全に回す原資もできたのではないでしょうか。
三番瀬の施設も、うまくスキームを組めば、億円単位の税金投入はせずに、むしろ収益施設にできたかもしれません。
今からでも遅くありません。完成した建物の活用を民間のアイデアと資金で活性化してもらうべきです。そうした小さな成功事例からはじめて、総合公園や運動公園など、大規模な案件に繋げていってはいかがでしょう。
そのような民間と連携した攻めの舵取りをしないと、新市政の「継続と刷新」は、かつての民主党「事業仕分け」と同じよね、と言われてしまいかねません。
しかしながら、最近では議会でも市長から「官民連携」という言葉をところどころに聞くようになりました。今年あたり、そういった動きが加速することを期待したいと思います。
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これまでどちらかというと宝議員がお一人で孤立奮闘されてきた「日本の為に働く」という活動に、国家地域の為に同じ志を持った議員のチームアップが起こるかもしれません。