マスコミでなにかと話題となることの多い「政務活動費」ですが、浦安市ではかなり透明性の高い運用が行われるようになりました。

素晴らしいことだと思います。

以下の浦安市のホームページにおいて、領収書添付で全て公開されています。(個人情報を除く)

浦安市政務活動費に関する収支報告

結構面白いので、ぜひ一度ご覧になってください。

誰がどこに誰といつ視察に行き、どこのホテルに泊まったのか?いくらで泊まったのか?など、政務活動費を使っている場合は、その詳細が全て分かるようになりました。

この政務活動費の使い方を見ると、議員個々の性格や姿勢が如実に現れます。

視察に遠出しても全て自費で執り行い、税金である政務活動費は一切使わない市議もいれば、数十円単位のものも、私費とは分けてきっちり請求する人もいます。

考え方は十人十色で、見ているとなかなか面白いものでした。

とは言え、誤解が無いように申し上げたいのは、マスコミの論調でよくある政務活動費は使うべきでは無い、ということではありません。

政治活動はお金がかかるものであり、特に活動内容のビラ作成などは議員特有の出費だと思います。

市民には広く情報提供すべきですから、こういった活動費用はむしろちゃんと使って頂いて、市民に情報提供活動をしていただく方が望ましいとも言えます。

一方で、1%でも私的な利用をしているんでないの?と疑われるような費目は、政務活動費からの支払いにはすべきでないでしょう。

例えば、書籍のようなものは購入しなくても図書館で借りれば済みますし、ずっと手元に置きたいものであれば自分の知識という財産になるので自分で買うべきだと感じます。「図書費」名目で政務活動費を使っているのは、あまり賛同できません。

また新聞などもサラリーマンも新聞は自費で購入しています。この辺りも政治素人ながら気になるところです。

この政務活動費開示は、2019/5の浦安市議会選挙の投票者選定の参考材料になるのではないでしょうか。

なお、浦安市では以下のようにかなり細かな規定で、正しい運用が行われています。

いい加減な自治体が多い中、浦安市の方針は素晴らしいと思います。