9/27にオープンしたニューコースト新浦安ですが、オープン後の見物混雑は徐々に解消しており、1階部分についてはかつての土日のイトーヨーカドーくらいの混雑度くらいになってきました。
まだフードコートの飲食提供の回転率が悪いため、まだ機会損失がでているようですが、各店舗がオペレーションに慣れてくれば、そんなに不満なくフードコートを利用できるようになるのではないかと思われます。
さて、11月には3階部分もオープンするようで、今発表されているテナントは以下になります。
ここで最も気になるのが、かなりの広さを占める「家電」のスペースです。
すぐ隣に大規模なケーズ電気があるにも関わらず、完全に競合するような家電を導入することは、新浦安にとって良い結果は招きません。
家電業界の1番のライバルは、オンライン販売です。家電実店舗で本物を見て、そこでアマゾンの価格を調べて安い方で買う消費者が後を絶ちません。
その中でも、価格よりも義理を重んじる顧客やお金を気にしない顧客など、一部の限られた顧客が実店舗で購入をします。
従ってニューコースト新浦安の中に家電を招くということは、この限られた顧客を奪い合うことになり、相互に疲弊を招き、どちらかが撤退するまで体力を削る不毛な戦いを招きます。
消費者からすると競合があった方が値段が下がる、と思われがちですが、家電の世界ではすでにオンラインで十分に価格競争は起きてますので、関係ありません。
ニューコースト新浦安に家電実店舗を招くことは、ケーズ電気を疲弊させ、撤退するリスクを高めることになりかねません。
地域の消費者としては、ニューコースト新浦安、ケーズ電気、ケイヨーD2はぜひ共存共栄して頂きたいと考えます。
まだ具体的テナントは決まっていないのか、もしくは場合によってはスタジオアリスのようにケーズ電気自身が移動してくるのかもしれませんが、くれぐれもケーズ電気の撤退リスクを高めるような競合他社のテナント誘致はスターツさんにはご配慮頂けないかと感じてしまうテナントボードでした。
そんなことは百も承知で、更なる地域振興の奇策をスターツさんはすでに考えられているのかもしれませんが。テナント最終案の発表が気になります。