いよいよクオン新浦安の販売が始まっており、その販売動向に注目が集まっています。




クオン新浦安の販売価格

まず一次販売の価格の様子です。

日当たりの関係と思いますが、北側に位置するA棟の価格が一番抑えられています。

A棟の一階は半地下の影響もあり、日当たりは望めません。76平米で5,400万円となっておりエアーズガーデンよりもお求めやすくなっています。

日当たりの良いC棟、D棟はお値段がはり、平米単価90万円超となっています。D棟の最上階では11,200万円の物件もあり、文字通り「億ション」となっています。

検討の方向性

まずこの建物の一階は半地下になっていることは重要なポイントです。

日の出のケーズ電気横のプラウドマリナテラスもまさに同じ構造で、規制をクリアするために土地をかさ上げして一階は半地下とすることで高さ制限をクリアしました。

それにより一階のお部屋はいささか暗くなるかもしれません。

中古価格でも1000万円近い差が出て来ますので、クオン新浦安を検討する際は二階以上をご検討される方が資産価値の観点では良いかもしれません。

値段表を見ると二階と一階でもさほど値段の差はないようですので、やはり二階以上でご検討されるのが良いのではないかと思います。

また、クオン新浦安はランニングコストがある程度かかります。ホテルライクなサービスなので、それを求めるかどうかはライフスタイルや価値観によるでしょう。

ランニングまで含めるとアイルズの方が安かったりもするので、二階への昇り降りが面倒でなければアイルズと比較した上での検討はしておいた方が、後で後悔しない買い物になるかもしれません。

クオン新浦安のこの価格については原価コストから考えると妥当な価格であると思います。

ただ、不動産市場と建築コストが高騰していることも事実ですので、クオン新浦安の本質的な価値が評価されるには少し時間がたたないと分からないでしょう。確率論からいうと、残念ながら値上がりよりは低下の方向性かと推測します。

つまり投資目的や資産形成目的ではなく、クオン新浦安で永住されることを想定されている顧客向けのマンションではないかと思います。

イトーヨーカドー跡地との連携のアップサイドの可能性

一方で、まだスターツからは開示されてませんが、イトーヨーカドー跡地をスターツが購入しています。

イトーヨーカドー跡地の新しい施設とこのクオンで連携を図った顧客サービスの展開は十分にあり得るでしょう。

まだ詳細は開示されていませんが、近く発表されるのではないでしょうか。

そうなるとクオン新浦安も実はすごく魅力的な物件に変貌するのかもしれません。