来月からは夏休みが始まり、海外旅行にお出かけされる方も多いかと思います。

楽しい海外旅行でも悩まされるのが「時差ボケ」です。特に地球の自転に逆らって東向きに移動して到着した時、例えばアメリカ方面に行った時の現地はかなりキツいものがあります。もしくはヨーロッパから日本に帰着した後も時差ボケが酷いと言われております。

しかしながら、この時差ボケもちょっとした工夫でほとんど苦にならないほどにまで軽減させることが可能です。そんなテクニックをご紹介したいと思います。

 

到着地で時差ボケを作らないためのテクニック

仰々しく書きましたがものすごく簡単な話で、出発地の空港に着いた瞬間から到着地の現地時間を意識して行動するということです。

とはいえ例えば西海岸に行く便は日本時間の夜20時頃の出発で、現地では朝の4時です。そもそもこんな時間に起きてはいません。

そこで機内で取るべき行動はとにかく「座った瞬間に寝る」ということです。

11時間くらいのフライトのうち、最初の半分以上はぐっすりと寝込み後半は現地時間のつもりでコーヒーを飲みながら映画や仕事で目を覚ましておくことで、到着してからは現地のつもりで行動できます。そして夜まで寝ずに活動すれば翌日には現地時刻にアダプトできています。

乗ってすぐ寝てしまうと機内食が食べられず、勿体ないと思う方もいるでしょう。でも心配ありません。日本の航空会社ならば寝ている人の分も取り置きをしてくれていて、目覚めた後に提供してくれます。

もしくはそもそも空港で先にレストランのものを食べた方が美味しいですし、オーバーカロリーを避けるために機内食は食べないというのも良い考えです。

乗った瞬間に熟睡する方法

まず取るべき座席(エコノミーの場合)ですが、トイレには行きづらいですが窓側を取るべきです。理由は3つあります。

①窓に寄りかかって寝られる

②窓の開け閉め権利が自分にある(すぐに閉められる)

③通路側だと内側のトイレに行きたい人に起こされてしまうが、窓側だとそれがない。

またシートベルトはガッチリと閉めて体を座席に固定してあげると、長時間寝ていても腰が痛くなりません。

そして最後は熟睡のためのおすすめグッズです。以下はエコノミーに乗る時は必ず持っていくようにしています。

①ネックピロー

これがないと首が痛くて目が覚めてしまうことがあります。

②アイマスク

アイマスクは安いものですと光は漏れ、頭も締めつけられて痛くなります。

③音遮断のためのイヤホン

普通の耳栓ですとどうしても音が入ってきてしまいます。さらにへんなタイミングでパイロットか行う機内アナウンスでも起こされてしまうものです。

この耳栓型イヤホンで、好きな音楽を小さめで流し続けることで周りの音で起こされることはなくなります。

④マスク

これは使い捨ての市販のものを使用しています。中に濡れたスポンジを入れる湿度マスクは、乾燥した機内には最適です。

これらは100円ショップでも売っているものが多いですが、やはり少し良いものを持っていた方が安眠につながります。質の違いは歴然です。

完全装備にはなりますが、どうせ顔は全て隠れて見えません！恥ずかしがる必要もありません。

そして上級テクニックとしては、睡眠(導入)剤を搭乗時刻の1時間前に飲んでおくことです。これにより機内で8時間くらい熟睡も可能です。

日本では睡眠薬は処方箋が必要なので病院で相談をしてみてください。逆にアメリカでは薬局でメラトニンなどが普通に市販されており、誰でも10〜20ドルくらいで購入可能です。アメリカに行かれた際には手に入れておくと帰国した際の時差ボケ解消にも役に立ちます。

時差ボケを克服して、旅の初日からたくさんの想い出を作って頂けたらと思います。