Nexco東日本より、外環道千葉区間の開通日が正式に6/2になるものと発表されています。

延期に延期を重ねた道路であり、地域にとっては待ちに待った高速道路の開通です。

外環道 三郷南IC〜高谷JCT間(15.5km)と、国道298号の国道6号~国道357号間(11.4km)を6月2日に開通することを発表しました。

これにより、関越 大泉JCT~東北 川口JCT~常磐 三郷JCT~東関東 高谷JCTが全て高規格の高速道路で結ばれることになります!

大泉JCT~高谷JCT間は60分が42分に!(約18分短縮)

三郷JCT(都心ルート)~高谷JCTは43分が17分に!(26分短縮)

となります。

さらには、国道298号の開通により、市川・松戸間が4車線道路で結ばれ、沿線地域の渋滞が緩和し、利便性が大きく向上します。

なお、開通に伴いETCによる首都圏上限料金は1020円へ引き上げとなりますのでご注意ください。

 

(出所:国土交通省)



東京外郭環状道路(通称:「外環」)は、都心から半径約15kmで円状にて周辺地域を結ぶ延長約85kmの幹線道路です。

3環状9放射ネットワークの一部であり、首都圏の交通混雑の緩和や都市間の円滑な交通ネットワークの実現を目的としています。

「外環」は、都心部から伸びる放射道路を相互に環状につなぎ都心方向に集中する交通を分散するとともに、都市部の通過交通を迂回させるなど、首都圏の渋滞緩和に大きな役割を果たす高速道路となります。

東京地区は戦後の開発の経緯から南北方向へアクセスする高規格道路が少なく、慢性的な渋滞が発生しおり、また、渋滞を避けようとする車が生活道路などに入り込んで事故を増加させるなど、「交通環境の悪化」が問題となっています。

「外環」の完成はこれらの問題を解消する地域経済を担う道路としての役割が期待されています。

浦安市から高谷まではほんの10分。外環道の完成は大きな交通の流れの変化をもたらします。もちろんポジティブな変化です。



外環道の完成が浦安に与える影響

例えば三郷や東北道に向かう際には、これまでは環状2号線からのアプローチでしたが、外環道を北に上るルートが新たにできることになります。

三郷は下道では1時間近くかかっていたのが10分足らずでむすばれるようになり、高規格高速のため渋滞も起きにくい構造です。

東北道や関越に行く際にも、C1、C2が大渋滞の時の時にはこの外環道が代替道路になります。今後はむしろこちらの道路にトラック輸送が分散して首都高も渋滞は起きにくくなるでしょう。

三郷や東北道には私は行かないよ、だから関係ないよ、と思うかもしれませんが、首都高の渋滞も併せて確実に減ります。

さらに浦安には明るい効果をもたらします。地域の利便性が高まれば必ず地価が上がるのです。いま浦安にお住いの方は、少なからずこの高速道路開通のプラス効果を享受することができます。

今まで三郷や常磐道方面が実家だった人にとって、これから浦安は実家と行き来しやすい住居購入の候補地になります。ニーズが高まれば、マーケットでは当然価格は上がります。そして不動産の資産価値は高まって行くでしょう。

ららぽーと三郷にもサクッと行けるようになります。

関越や東北道を使ったスキーにも高規格道路でスイスイ行けるようになります。

ネクスコ東日本からは以下のとおり、ディズニーへのアクセス大幅向上がPRされています。

出所:ネクスコ東日本

これは逆に言えば浦安からの各地へのアクセスが大きく向上することをネクスコ東日本が保証していることになります。

例えばリニア中央新幹線が停車する橋本駅では、すでにリニア駅建設発表前の不動産価格より10〜20%近く上昇しています。

この期待の大きな高速道路が間も無く今年オープンします。実際の経済的効果の発現までは少しタイムラグがあると思われますが、必ずその効果は現れるはずです。

市内交通のさらなる向上のための検討、京葉線の複々線化、羽田までの船便計画、第二湾岸計画などが一つ一つ実現に向けて動けば、浦安は日本屈指の高付加価値の都市になるのではないでしょうか。