新浦安における戸建開発「ジ・アイルズ」

2013年の冬に新浦安の角地にて、アイルズの分譲がはじまり、3年が経ちました。トヨタホームを筆頭として、Pana Homeとミサワホームとの共同事業となります。




当初は埋立地の戸建なんて誰が買うのか、といった揶揄もされたものでしたが、販売当初の物件であるサンシャイン街区は震災のイメージを吹き飛ばす為に、防災の強化イメージを前面に打ち出し、太陽光発電設備をつけていたり、国交相の指針では7メートルが基準となっているセーブコンポーザーの砂杭も3倍近い20メートル超の深さまで打ち込み、安心安全の提供をキー・セリング・ファクターとして打ち出しました。

浦安初のスマートコミュニティということで話題になり、サンシャインの販売は徐々に勢いをまして行きました。



震災の影響から新浦安は立ち直り、オリンピックの建設需要で諸々のコストが跳ね上がったことにより、太陽光はコスト削減のためにコースト以降の街区からは外され、セーブコンポーザーも国交相の指針通りの深さするなど、様々なコストを抑える工夫をデベロッパー側でご苦労されていると聞きます。

アイルズの周辺は震災の時もセーブコンポーザーをしていなくても液状化はしていません。太陽光は確かに非常時には使えますが、電力は基本すぐに復旧されるし、太陽光の売電も大幅に買取額が下がっている為、太陽光発電設備を外したのは正しい選択かと思います。

アイルズの価格の変遷

2年前のコーストの分譲価格と、直近のパームの分譲価格を見ると、値上がりをしていることが分かります。もちろん建物自体も大きくなっています。

 

同じメーカー、同じスペックで見比べて見ると100〜200万の値上がりはしている印象ですが、それでも原価コストが上がった分を企業努力で吸収してくれているような印象です。

パームの分譲の後は海側の最後のエリアになります。

こちらの価格は、ブリーズの価格を見ていると億超え物件割合も相当増えるのではないでしょうか。

昨今のアイルズの値上がり傾向に加え、近隣のスターツの戸建の方も1億円超えの予定と説明会で回答があり、これだけ飛ぶように売れているのに、敢えてアイルズを安くする価格競争を行うことはマーケティング的には正しくないでしょう。そのような理由でアイルズは今後1億円前後の価格帯に向かっていっていると思われます。

あまりお金をかけないで新浦安で戸建の購入を検討するならば、パームで直感的に出会った物件は即決した方が良いかもしれません。

サンシャインの一番初めの一期の価格は6000万円代前半がそれなりの割合を占めており7000万円越えると高いという印象でしたが、完全にマーケットは変わっています。

クオリティ自体は今も前も変わらずむしろ太陽光がなくなってるので、純粋に需要拡大マーケットのトレンドによる値上がりと考えられます。



戸建買い替えのメリット

最近の戸建は、以前のようなメンテナンスに手間はかからず、高い建築技師・素材が用いられており、マンションの修繕積立金と管理費を考えると戸建の方がメリットありと考えると人が関東圏でも増えています。

昨今のマンション建設費高騰もあり、戸建販売が都市圏でも拡大しているます。

アイルズでもブリーズの販売あたりからはすぐに完売してしまい在庫が足りない状況になっています。

都心からこれだけ近く、この広さでは普通は今のような値段では買えません。戻りきっていないマーケット価格と実態のアービトラージが効いているとも言えます。

戸建は、マンションと違い、土地の方が減価償却しないでそのまま残ります。上物についても、保守を定期的にやっていれば60年保証で安心して過ごすことができます。

逆にタワーマンションは築20年を過ぎると急激に修繕費用が暴騰すると言われています。

特に最近のものはデザインに凝りすぎて、保守費用は爆発的に高まるリスクがあると言われています。

中古マンションは、新築の値上がりに引っ張られて足元では価格がかなり上がっています。売却にはとても良いタイミングでしょう。

マンションを売って、戸建に住み替えるというのは、(2階に登る手間はあるが)家が広くなるだけでなく、ローン減税や住宅費用の贈与税免除など、かなりの財務的にもメリットがあるため、一考してみるのは悪くないかもしれません。

実際新築でセレナやシーガーデンを買われた方が、キャピタルゲインを原資にアイルズを買われている方も多数いらっしゃいます。

色々な選択肢を考えてみても良いかもしれませんね。