新浦安に外資系ホテル「ハイアットプレイス東京ベイ」がついに日本初上陸します。

すでに了徳寺横の敷地では建設が始まっています。現在は、地盤改良工事を行われているようです。




メディア報道によるとホテルの詳細については以下の通りです。

米ホテル大手のハイアット・ホテルズと相互物産は、浦安市明海に新たなホテル「ハイアットプレイス東京ベイ」を2019年に開業します。東京ディズニーリゾートに近い立地を生かし、来園者の宿泊需要を取り込む考え。ホテルは同市総合公園近くに位置し、TDRまでは車で約15分。地上10階、地下1階で、客室数はスイート2室を含め365室を予定。

当ホテルでは飲食施設や会議室、フィットネス施設などを備え、1泊(1室)の平均価格は2万円台後半を想定しています。

以下ハイアットプレイス記者発表資料より。

出所:ハイアットプレイス東京ベイ 発表会

また、以下は海外の実際のお部屋の事例です。

出所:ハイアットプレイス公式HP

TDRで1日を過ごす来園者を主顧客とするため、ルームサービスなどは用意せず、飲食施設を24時間化して対応します。

鉄板焼きとすしのカウンターを備えたレストランを併設予定です。

客室には大きいサイズのソファや無料Wi-Fiを用意し、快適な空間を提供予定です。




結論から申し上げると、このホテルはこの地域にとって前向きな開発案件となると考えています。

このハイアットプレイスは新浦安におけるホテルのあり方が変わります。

最近の新浦安内のホテルは地域住民も使えるレストランはなく、単に寝泊まりする場所として設計されています。ラジェントホテル、セレブレーションホテル、エミオン二号館、JCOM跡地ホテル、全てそうでした。

観光消費というのは寝泊まりをして、そこで飲食し、お土産を買うことで、非宿泊の消費の2倍以上の地域内経済効果をもたらします。

地域内のGDPや税収は基本的には人口に比例しますが、これからの日本は人口減少というマクロで、浦安はほとんど新たな人口を受け入れる場所もありません。

そんな中で外部来訪者が増えることは人口増加に匹敵する経済効果をもたらす可能性を持ちます。

 

ステイ型ホテルの開業による地域GDPの拡大

地元経済圏外から5〜8人の来客で、人口1人増えたような経済効果と言われています。

最近の新浦安のホテルではディズニーに行って、ホテルは単に寝る場所、そのまま浦安を離れるという形で、せっかくの綺麗な浦安の海や、浦安の元町下町情緒を体感頂く機会がほとんどありません。これでは浦安の価値も高まらないし、浦安ファンも増えません。

もしホテルのレストランが地域住民も使える形になると利便性も高まり、また地域の集いの場になります。これは地域の魅力を高め、資産価値を上昇させる効果もあります。

ハイアットプレイスは地域との共生を大切にするホテル運営になってもらえたらと期待が高まります。

ハイアットプレイスについてのそもそものホテルコンセプトや、浦安ハイアットプレイスの詳細についても  別記事  で記載しているので、ご参照ください。

参考記事:ハイアットプレイス東京ベイとはどんなホテルなのか?