地域活性化や観光推進に関する本を片っ端から読み漁りましたが、今回ご紹介するのはその中の1冊の本です。
各地の観光活性化の実例なども取り入れながら解説なされており、また変わりつつある観光のビジネスの在り方やトレンドについても紹介されています。
観光活性化の本質も突き詰めていくと結局は「マーケティング」の実践論に落とし込まれます。
観光活性化とマーケティングの関係についても、誰にでもわかりやすく述べられているのがこの本の特徴かと思います。文章も平易な言葉で書かれており、読みやすい印象でした。
特に、顧客満足に関する内容、ホスピタリティーに関する内容、マーケティングに関する内容は、関心を持って読むことができました。
それ以外にも昨今のトレンドであるコンテンツツーリズムやヘルスツーリズムなどにも触れられており、参考になるかと思います。
その他にも実際に観光を推進するための人材育成、観光商品作り、プロモーションやイベントの活用方法、まちづくり、さらには資金調達についても簡単に触れられています。
観光や地域活性化に関する業務に携わる方、大学で学問として専攻されている方や、ご自身の大切な地域を活性化させたいという思いがある方にはお勧めしたい一冊です。
この本を読みながら、わが町浦安への応用方法や、将来像の描き方について思いを馳せ、1ページ1ページを楽しく読むことができました。