このところ、新浦安における民間の開発活動が、概ね共通してハワイ的なリゾート感を共通して目指しているようです。
街の至るところで新浦安のリゾートイメージにつながる開発が進んでいます。
リゾート分譲マンション・戸建ての開発
高洲で三菱地所が開発しているマンション及び戸建ては、南国リゾートの雰囲気そのものです。
参考記事
https://urayasu-fan.com/nec-kodate/
マンションのコンセプトは
“暮らすリゾート”
“Resort made in Japan”
ということで、全面的にリゾート感を打ち出すマーケティングになっています。
(三菱地所HPより)
都心にあるリゾート、コロナを受けてのワーケーションができる家というマーケティングです。
実際ここのところ、新浦安内の中古不動産価格は増加傾向にあり、分譲済みの戸建ては売値の10%〜20%程度上の値段で一月以内に売れてしまう状況になっています。
ジ・アイルズも南国リゾート風のコンセプトで500戸が作られました。
景観条例もあり、街のブランドが長期担保される仕組みが出来上がっています。
ホテルの高級化リブランド
日本初のハイアットプレイスが新浦安にオープンしました。滞在型のハイアットになります。
しかし今はコロナで休業しています。
そしてこのハイアットプレイスが、2021年4月に「ハイアット・リージェンシー」として再開することが発表されました。
これによりハイアットブランドの中でもランクアップになります。今後は結婚式などの需要も取りに行くということです。
隣接するアートグレイスウェディングコーストとのシナジーも期待されます。
バジェットホテルではないハイエンド方向のホテル供給が増え、リゾート需要の換気にもつながることと思います。
飲食店のリゾート風リノベーション
新浦安の中の各種飲食店もハワイ風のブランディングをするお店が増えてきています。
単価は少し高めですが、マリナガーデン新浦安にあるベンツ併設のラウメリアはリゾート感を全面に出したカフェになっています。
さらにシンボルロード沿いのジョナサンが閉店し、来年2月にハワイアンレストラン「La Ohana」に生まれ変わります。
このレストランはすかいらーくのオフィシャルHPによると、以下の通りハワイによくあるレストランの雰囲気が出たレストランになっています。
(すかいらーく HPより)
ちなみに実際のハワイのレストランはこんな感じです。
新浦安もだんだんハワイにも負けない良い雰囲気の商業施設が増え、魅力のある街になってきました。
まとめ
事前の調整があったとは考えにくいので、これまで行政が時間をかけて醸成してきた新浦安の街のイメージ戦略に、民間の資本と戦略が後追いしてスケールモードに入っているのかもしれません。
まずは足元のコロナ対策をしっかりと行いつつ、長期的視点では官民が連携してコロナ後を見据えて浦安の発展を促進する政策を実行できる戦略策定力とエグゼキューション能力を持ったリーダーシップが2021年3月の市長選では求められます。