今回は未来の浦安について、浦安市が想い描く構想からご紹介をしてみたいと思います。
なかなか魅力的な未来図が浦安市教育委員会発刊の本にのっていました。
実現性へのハードルは低くはないものとは思いますが、もし実現できた時には浦安市の魅力や人気はとてつもなく向上することでしょう。
(以下、出所:浦安市教育委員会)
舞浜地区 マリーナ構想
ディズニーランドのホテル沖にマリーナを作ってしまおう!という計画です。
すでに浦安マリーナがありますので、2つは必要ありません。おそらく既存の浦安マリーナやその周辺地域をリゾート活用するため、マリーナの位置を移し替えるというような複合計画がイメージされているのではないでしょうか。
舞浜ビーチリゾート構想
ディズニーのホテル側地区にビーチを作ってしまおうという計画です。
船にも浅瀬注意と看板が出るほどの地域なので、意外とコスト面でも現実的かもしれません。
夏休みなどはディズニーで過ごした翌日はこちらのビーチでのんびり過ごす、もしくは夕方のサンセットを見ながら浜辺でバーベキューといった活用がされるかもしれません。
立川にも「タチヒビーチ」というビーチがあります。インスタ映えする写真を撮るため、また家族や友達とバーベキューをするといった需要があるそうです。
総合公園ビーチリゾート構想
舞浜では無く、総合公園の護岸をビーチにしてしまおうという計画です。
これは地元の地域住民は喜ぶことでしょう。
総合公園のバーベキュー場でもあれほどの盛況なので、一定の利用料を徴収しても十分集客はできるのではないかと思います。
それでも海がそれなりに深いことと潮の流れで砂が持っていかれることから、建設費や維持費はかなりかかるものと思われます。これらの費用の財源をどのように確保するのかは本プラン実現への課題です。また、漁業権は放棄したとはいえ、実際にはまだ漁が行われている場所ですので、漁業組合との調整にも時間を要するものと思います。
浦安沖・出島構想
舞浜沖に人工島を作ってしまおうという計画です。
しかしながら、あまりこのプランには意味を感じません。維持費も建設費も高い割に船でいかなければならず多くの人が行くことは難しいでしょう。
そうなると何のために作ったのかがよく分からなくなります。
葛西臨海公園の人工なぎさで十分かもしれません。
まとめ
なかなか夢のあるプランで是非実現できたらとは思いますが、その財政的裏打ちやフィージビリティスタディで維持費も含めた丁寧な検証は必要になるでしょう。
しかし、千葉市にもできていることが浦安市にできない訳がないとも思います。
新しい浦安市の未来を想い描くことは楽しいことです。単に未来を守るだけでは無く、次世代の浦安市をどう作るかをそろそろ真面目に議論し始めても良いかもしれません。