マーケティング、とは製品と価値を生み出して他者と交換することにより、必要なものを手に入れるために利用する経営プロセスのことをいいます。すなわち、マーケティングとは製品、サービス、アイデア等について、対象とする相手から望ましい反応を得るための活動です。
マーケティング戦略における基本的な考え方の枠組み、フレームワークがいくつかあります。これらをまずは入り口として考えることで、深掘りして行くきっかけにもなります。
有名な「3C」という考え方ですが、1960年代に工業生産拡大後期にまとめられていったマーケティングフレームワークです。
マーケティング戦略における「3C」
「3C」とはいかの3つのCで始まる要素のことです。
自社、もしくはこれから参入を考えている事業やプロダクトのマーケット状態について分析を進める手法です。
簡易的な事例として、
東京ディズニーを運営するOLCの例ですこし考えてみたいと思います。
3CをOLCにあてはめてみると、例えばこんな形で分析ができます。
これだけでマーケティング戦略は立案はできませんが、こういった準備をすることでその後の議論を深めていく際には、より効率的な議論が進められると思います。ビジネスを行う場合、特に新規事業を考える場合などには有用だと思います。
次に「マーケティングプロセス」ついてです。
マーケティングプロセスとは
1)市場の機会を分析し、
2)標的市場を選定し、
3)マーケティングミックスを開発し、
4)マーケティングプロセス活動を管理するプロセス
をいいます。
マーケティングミックスとはマーケティングにおける主要な概念で、標的市場において狙い通りの反応を引き出すために企業がコントロール可能な要素、という定義です。
その企業がコントロール可能な要素を4Pと表しています。
マーケティング戦略における「4P」
「4P」とはいかの4つのPで始まる要素のことです。
4Pとは
Product,Price,Promotion,Placeの四つです。
具体例があるとわかりやすいかと思いますので、ディズニーを運営するOLCに当てはめて4Pを考えてみたいと思います。
こうやって分析してみると、商品・サービスの全体像が分かりやすく見えてきます。
こうやって自社のサービスや商品を分析し、3Cと照らし合わせながらより良い商品サービス設計に活用しています。
とてもシンプルなフレームワークではありますが、新たに事業をつくる場合や、自社の商品サービスの強化戦略を考えるうえでは基本情報の整理として有効なツールになることは間違いありません。
そしてこれらのフレームワークでマーケティング戦略について方向性が決まったら、つまりPlanができたところで、計画の実行(do)、管理=結果の測定、成果の評価、修正行動(check and action)を行い、次なる戦略に活かしていくというサイクルを回すことにつなげます。
この基礎的考え方から、マーケティングは時代と共に進化していくことになります。