浦安市日の出4丁目にあった日航社宅は野村不動産に売却され、その後日航の社宅としてのリース契約解約により北側はスターツ社に売却され、南側はそのまま野村不動産が再開発することになりました。
まだどのような開発が行われるのかは発表されていませんが、すでに工事は順調に進んでいます。
野村不動産側の南側跡地はすでに全ての建物が取り崩され、整地が進んでいます。普通に考えるとすぐ隣にあるプラウドと整合性の取れた新築プラウドマンションを作ると思われます。
用途地域としては最も規制の厳しい第一種低層住居専用地域です。
本来は戸建しか建築されないのですが、土地の嵩上げなどを駆使して四階建てマンションを建設する事例は多数です。
お隣のプラウドもまさにその手法です。
とはいえ普通に用途地域とおりに戸建を販売する可能性もあります。
近隣のアイルズやクオンガーデンが最近は即完売しているので、新町地区の新築戸建需要はかなり強いと思われます。
さて、今回はスターツさんが北側でどんな開発をするのかについて考えてみたいと思います。
巷の噂では既存躯体をリノベして賃貸住宅にすると言う話が囁かれています。
上記で赤丸をつけた建物は少し形が違いますが、実は相当新しい建物です。まだ築10年ちょっとの住戸になります。
流石にこれを壊すのはあまりにももったいないのでリノベして賃貸に回すと言う案は合理的だと考えられます。
一方で、その他の建物は築40年ほどになっており、配管などもリノベーションすることを考えると、おそらく建て直しした方が良いという判断になることも十分考えられます。クオンガーデンの成功があるので、こちらも戸建てにする可能性もありえます。
現在は南側の建物のプラウド側に足場が組まれ、また内装の取り外し工事が行われています。
詳細の発表はまだですが、新築分譲+賃貸という組み合わせもあり得るのではないかと思います。
スターツさんは最近はストック型ビジネスにフォーカスしています。販売後も管理を受けて、管理費のリカリングで稼ぐ戦略です。その一環として賃貸を展開することも十分あり得るでしょう。
スターツ社2022/3決算資料より
これらの計画がもし新築マンションのまま完成してくると、平成初期の同時期に建設された北側のベイシティ浦安や海風の街の不動産価値には一定の下方影響は出てくるでしょう。実需でお住まいの方には関係ありませんが、もし近く売却しようと考えている方は、日航跡地の詳細が判明する前に売却をすることも一つのオプションになるでしょう。