精力的にYouTubeでの動画配信やデジタルツールでの市民対話を始められた松崎さんですが、市民の皆さんにとって極めて関心が高いと思われる交通インフラ政策を動画の中で発表されていました。

それはなんと

「羽田〜浦安の海上交通(船)」

です。

松崎さんは浦安の地形を活かし、親水性の観点でこのプランを発表されていましたが、このインフラは災害対策としても極めて重要です。

水面下では県知事候補者とも議論は進めており、松崎さんが選挙に勝たれた場合には、実現する可能性がかなり高いものと想定されます。

この海上交通案は既に浦安ファンでも記事にしたことがある長年の計画であり、松崎さんが市長になった際にはいよいよ実現するかもしれません。

以前、羽田空港のターミナルビル運営会社の方々とご面談する機会があり、ちょうど彼らが羽田空港の船桟橋を管理しているため、浦安との定期航路の開設について打診をしてみました。

出所:日本空港ビルデングHP

今は交通の為と言うよりは、観光の側面の強い船便ですが、今後は交通輸送の為の航路にアップグレードさせたいと日本空港ビルデング社(羽田空港)としては考えているというコメントでした。

羽田空港側は今でも浦安市との航路開設には前向きです。

松崎さんの考えとしては、鉄鋼団地にある護岸を活用すべきというお考えです。

防波設備も必要とのことで一定の設備投資は必要ですが、PFIによる民間資金での建設も可能かと思います。

何より災害時に簡単に孤立してしまう浦安市の弱点を、この船便開設と、船着き場の整備により解決にすることができます。

浦安側の意思で実現可能な話だと言う印象を受けましたので、今回の市長選挙結果によっては浦安の臨海インフラは大きな進化を遂げることになるかもしれません。

京葉線からりんかい線への直通運転、そして羽田空港までの延伸の要請をしていますが、実はそこにはデメリットもあります。

線路容量の問題から、これ以上の増便は京葉線は困難です。そうなるとりんかい線側からも京葉線に電車が入ってくるとなると、東京方面の電車を間引きするしかなくなります。東京駅方面に勤める人の生活には大打撃です。

りんかい線はしょっちゅう狂う埼京線のダイヤの乱れの影響を受け、大幅に遅れることが日常茶飯事です。これが京葉線に直通運転をすると、京葉線にも響いてしまいます。朝の大変な時間に電車がこない、大混雑、と言うことが頻繁に発生するでしょう。

また、りんかい線ユーザーの方も新木場で今まで必ず座れたものが座れなくなります。上野東京ラインの開業でまさに同じことで多数のクレームが出たことは有名な話です。(上野東京ラインは並行する山手線と京浜東北線の混雑が半端なかったので、JRとしてはやるしかなかったのですが)

京葉線のりんかい線への直通問題は、複々線化とセットでなければデメリットを抱えるリスクも考えておかねばなりません。

しかし複々線化となると膨大な費用が発生する為、実現は遠のきます。

ですから、船便で羽田空港とつなぎ、旅行客、そして羽田空港勤務者の足として活用する意義は大きいと考えられます。