浦安市にはまだ未開発の未利用の広大な空き地が残されています。

これらの空き地の有効な活用方法について、浦安市が本格的な検討に着手されました。境川河口の準工業地域も含まれます。準工業地域は、用途地域の中でもほぼ何にでも使える地域区分のため、都市開発においては非常に貴重なエリアです。道路を挟んで対面には500戸超の三菱地所の低層高級マンションが建設されます。そして河口には、小型〜中型の船舶が停泊可能な港施設がすでにあります。




 

未開発のまま残された私有地は以下の場所です。

(出所:浦安市。以下同じ)

これらの空き地の活用方法について、以下の検討が進められようとしています。

浦安市では、埋立地での開発が終盤に差し掛かり、これまでのまちを開発していく「発展期」から、 まちを維持更新していく「成熟期」を迎えている。また、少子・高齢化の進展に伴う人口構造の変化 や国・県の制度改正、社会経済情勢の動向等、本市を取り巻く環境も変化してきている。
そうした中、未来を担う子どもが感性豊かで健全に成長し、高齢者や障がいのある方等、誰もが住 み慣れた地域の中で安心して暮らせる環境づくりがますます求められている。そのため、本調査では、市全体の施設配置等を踏まえ、子ども図書館やグループホーム等、将来必要な機能、機能配置を整理しながら、市有地の土地利用の方向性を検討するものである。

(1)現状把握、課題の整理・分析
(2)施設需要、将来必要な機能の整理
・ 新しい行政需要に対応する先進事例を調査しながら、施設需要及び将来必要な機能、配置の考え方を整理するとともに、その導入時期(短期、中期、長期等)を分類
(3)土地利用の方向性の検討:土地利用の方向性を検討する。

現状整理の方法、結果によって(2)以降は大きく変わり得ます。

どのように大局を掴みにいくのか、調査会社の手腕が問われるところかと思われます。