議会において、内田市長による2018年度の運営方針に関するご表明がありましたので、その主な未来に向けた変化点について内容をピックアップして見ました。

出所は浦安市ホームページです。全文が記載されておりますので、全文を読まれたい方はそちらをご参照ください。

 

課題認識や浦安市政運営の方向性については、これまで市民として感じていた課題やあるべき姿と比べて共感できるところも多く、今後の予算実行について関心が高まります。

では、以下内田市長のご発言のポイントとなるところを抜粋した内容です。

平成30年度の政策要旨

「若いまち」と言われる本市においても、高齢化の進展に伴い、人口構造が変化しつつある。本市の人口は、約16万8千人だが、テーマパークを中心として、商業施設、ホテルなど、多くの人が訪れるまちとなっており、滞在人口は最大で25万人以上になる。救急医療や災害時の対応などは、常住人口ではなく、この滞在人口を もとに考える。

公共施設の計画的な維持保全や長寿命化に加え、将来を見据え、これからの時代に合った新たな価値の付加や再配置、既存ストックの有効利用なども検討。

新町地域などに残された市所有の未利用地につき、本市の貴重な財産であることから、市全体としての施設需要や、将来必要となる機能を判断し、整備の方向性を定めていく。

より広域的な枠組みでまちづくりを考え、「都市間競争」ではなく、自治体間で協調しながら、サービスを提供していく「都市間協調」の視点を持ち、国や県、近隣市区との連携強化を図るとともに、新たな財源についても模索。

堀江、猫実地区におき、「密集市街地防災まちづくり方針」に基づき、広場及び避難路の整備や、建築物の不燃化ルールづくりなど、災害に強いまちの実現に向けた施策や事業を検討。

大雨時に道路冠水を起こす舞浜交差点の対策として、 国が進める雨水貯留施設の早期整備を促進するとともに、市としても舞浜二丁目地区の雨水排水対策として、舞浜公園内に貯留施設を設置。

開館35年の中央図書館は、老朽化対策に加え、図書館機能の充実や利便性のさらなる向上を図るため、大規模改修を行う。

中央公民館の大規模改修を進めるとともに、美浜公民館の大規模改修に向け設計に取り組む。

高洲海浜公園パークゴルフ場に9ホールを増設するとともに、浦安小学校の屋内水泳プールの有効活用を検討。運動公園は、現在行っている機能検証の結果に基づき、 再整備に向けた検討を進める。

「2020東京パラリンピック」に参加する車いすバスケットボールイギリス代表チームが、本市にて事前キャンプを行う。また、来年9月に日本で開催される「ラグビーワー ルドカップ2019」の公認キャンプ地として立候補。

南小学校屋内運動場は、プ ールと児童育成クラブを併設した屋内運動場を整備。浦安中学校は、老朽化に伴う既存校舎の大規模改修にあわせ、教室不足の解消を図るため、増築棟を整備。美浜北小学校、富岡小学校、見明川中学校、美浜中学校、 見明川認定こども園の大規模改修に向け設計に取り組む。

元町地域で初めての近隣公園となる浦安公園については、市民が 集い憩うことができる環境の整備や、防災機能の向上をめざし、引き続 き整備を進め、平成30年度より順次供用開始。

第二東京湾岸道路予定地の未利用地については、日の出地区から高洲地区を結ぶ緑道や多目的広場などの整備に向け、ゾーンごとの整備に関する 基本計画を策定。

旧江戸川富士見地区の緩傾斜護岸の整備は、防災面のみならず、親水性の向上をめざし、早期に整備が図られるよう、引き続き 県に働きかける。

日の出地区の海岸は、前面護岸にアプローチできる階段などを整備。三番瀬環境観察施設については、三番瀬を身近に感じながら自然観察や環境学習ができるよう、また、隣接する公園や緑地と一体的な利用が図られるよう、整備を進める。

イトーヨーカドー新浦安店の跡地は、暫定的に食品館が運営。市しては、工事期間を含め同店舗の閉店後においても、店舗などの 生活利便施設が立地されるよう、開発事業者であるスターツデベロップ メント株式会社に働きかけ、その結果、食料品の販売など市民の日常的な利用を想定した商業施設を導入するという意向が示された。

新町地域に残された市所有の未利用地については、本市が抱える 課題に対応しつつ、引き続き魅力的なまちとして発展していくため、現状の施設ニーズや将来必要となる機能などを検証したうえで、整備の方向性を定める。

浦安駅周辺再整備事業では、第一段階として、食い違い交差点の解消や歩行空間の確保など、交通結節機能の改善を図るため、やなぎ通り南側の街区を対象に土地区画整理事業の認可を取得し、事業に着手。

国が進める国道357号の舞浜交差点の立体化については、早期整備が図られるよう、国に働きかける。これにあわせ、舞浜駅と舞浜地区を結ぶ歩道橋について、エレベータ ーの設置を国に求めていくとともに、特に舞浜二丁目側では、通勤通学時間帯に歩行者と自転車の錯綜が見られることから、新たな歩道橋整備 について、国に働きかける。

2018年4月、おさんぽバスの3路線目となる「じゅんかい線」の運行開始。

ホームの安全対策や京葉線とりんかい線の相互乗り入れの早期実現などについて関係機関 に働きかけた。市内3駅で最も利用者の多い舞浜駅につきましては、ホームドアの設置による安全性の向上について、引き続き、JR東日本や県に働きかけていくとともに、ホームの混雑緩和を図るため、関係機関と連携しながら、ホーム延伸の可能性についての検討調査を開始。

浦安駅では、ホームの安全対策としてホームドア設 置の計画が東京メトロより示されており、市としても引き続き早期整備が図られるよう、東京メトロに働きかける。

東京外かく環状道路の千葉県区間が、2018年6月に全線開通する予定。この全線開通は、各地への所要時間の大幅な短縮などの効果があり、 県全体の発展に大きく寄与することが期待される一方、開通後は、首都高速湾岸線や国道357号をはじめとする周辺の幹線道路などにおける交通の変化が予想されることから、国道357号の渋滞対策など、必要な対策 が講じられるよう、近隣市と連携のもと、国や県に働きかける。

音楽ホールについては、これまでの整備の経緯を整理するとともに、廃止あるいは存続する場合の概算費用の比較など、多面的な検証を行った。この検証結果をもとに、有識者の意見を踏まえ、施設のあり方についての方向性を示しす。

 

2018年の終わりにはどんな浦安市になっていることでしょうか。

検討という部分は今年度は変化はおきませんが、来年度の予算化につながりますので、未来思考の観点ではとても重要です。