いよいよ来月3/21に浦安市長選が行われます。熊谷さんが千葉市長選に立候補されましたが、この県知事選と同日の選挙となります。

この浦安市長選について、各切り口からその影響と、市長選の動向を分析してみたいと思います。

県知事選同時開催は投票率アップ

現千葉市長の熊谷さんがデジタルツールのTwitterで、以下のように発信しています。

税金負担も大きく削減できることに加え、有権者も一度で投票が済むこと、また県知事選と市長選を同時に絡めて評価して投票できるなど多くのメリットがあります。

このツイートには多くの共感の声があり、熊谷さんの選挙選を有利に進める効果がありそうです。

熊谷さん人気も浦安市長選に影響ありそう

上記のようなツイートも含め、熊谷さんはデジタルツールで日頃から有権者との対話をはかってきました。

批判的なコメントももちろん多数ありましたが、その一つ一つにオープンなデジタルツールの上で論理的に自分の意見を述べられることで、最初は批判的であった人たちもファンになってきているようです。

特にコロナ影響下ではデジタルでのオンライン対話が当たり前になってきています。県知事選では、熊谷さんも、自民党の関さんもデジタルは全面活用して対話をはかっています。若さはこうした行動の原動力と言えるかもしれません。

一方で、熊谷さんの人気が大きく高まる中で、その対抗馬として関さんが立候補されました。

この対抗馬の関さんを浦安の自民党の西川さんは全面的にご支援されています。

裏側にはもっと複雑な政治的な関係性があるかと思いますが形式的には、

熊谷さんには対峙する自民党=内田さん、西川さん

という構図に見えてしまいます。これは内田さんにとっては、熊谷さんの人気が高まるほどネガティブな影響が出ることになります。

熊谷さん vs 関さん(with西川さん=内田さん)

熊谷さんに投票をした有権者は、同じ投票所でそのまま浦安市長選ですので、熊谷さんに対立する候補を応援する内田さん、西川さんチームではない方に入れる、という論理になる可能性も想定されます。

 

最近の自民党の不祥事の影響

昨今の自民党では、夜のナイトクラブ通いの不祥事を起こす議員が出てきたり、金銭的な問題があったりということで支持率が下がってきております。

緊急事態宣言も3月まで延びることにより、空気感は今のまま市長選を迎えることになりそうです。

足元の千代田区や北九州などの選挙で相次いで自民党が負けてしまい、その傾向が顕著に出てしまっています。

無所属ではなく自民党の看板で選挙をしてきた内田さんにとっては、この状況は向かい風になる可能性があります。

内田さんのこれまでの市政は、成長戦略が無いことには課題がありますが、元行政マンとしての手堅さ、堅実さには評価があります。

本来は内田さんには全く関係のない話ですが、この中央の不祥事は心理的にネガティブに働いてしまう可能性があります。

一騎討ち模様の浦安市長選

今回は今のところ現職の内田さんと、元市長の松崎さんの一騎討ちです。

上記の通り、内田さんには自民党の元町を中心とした基礎票という強みがありますが、一方で状況のように昨今の状況はかなり強めの向かい風です。

基礎票で勝ち易くするには、投票率が低い方が良いことになります。それ故に内田さんはTwitterなどのデジタルツールは一切やらない、有権者とのダイレクトな会話はしない、という戦略をとっているのかもしれません。

一方で対抗する元市長の松崎さんは、デジタルツールで有権者と積極的対話をする姿勢です。

Twitter、クラブハウスを積極活用されるようです。有権者の皆さんと直接会話する機会はかなり増えそうですし、オープンな議論になるので、議論は自ずと健全になります。

皆さんも動向や政策を把握するために、候補者のTwitterをフォローしてみてはいかがでしょうか。

内田さんTwitter

松崎さんTwitter

デジタルツールが選挙活動にどんな影響を与えるかを見ることができる貴重な選挙機会にもなりそうです。

また随時アップデートしていきたいと思います。