浦安市の平成30年の予算が公表されました。
浦安市にどんな「変化・進化」が見込まれるのか?という点を中心に中身を見ていきたいと思います。
まずは歳入からです。
過去最大規模の浦安市のH30歳入
出所: 浦安市(以下、同じ)
市内からの純粋な税収である市税の総額は413億円であり、昨年の407億円を上回り過去最大額となりました。
固定資産税が増額したことも寄与したと説明があります。ディズニースカイができるとさらに税収は増える事となり、日本の自治体なかでは超トップクラスの財務健全性となるでしょう。
続いて、予算の使途のうち、浦安市の変化につながるものをピックアップしてみました。
浦安市の「未来への変化」に関する予算計上
こちらは予算使途の内訳ですがこれを見ても良く分からないので、個別に見ていきます。
PFIの活用は縮小、市独自のオリンピック活性化費用を計上
PFI調査費は昨年の540万円から約30%ダウン。
オリンピック活性化の為に572万円が新たに計上。
日の出公民館横の空き地活用、舞浜駅北口の再開発の検討費用計上
日の出公民館横の空き地の未利用私有地の活用の整備方針を検討するため、598万円の予算が計上。
舞浜駅北口の再開発の検討の為に496万円の予算が計上。
三番瀬施設の建築費用は1.65億円
三番瀬の空き地の施設は29年予算で行われた基本設計の延長で、今年の予算で実施設計から工事までの予算1.79億円が計上。
229平米の二階建ての建物になる見込み。アイルズ戸建ての一番大きい物件くらいのサイズ感。
備品購入が600万円計上されているが、その中身は現時点では不明。二階部分の机や椅子か?
駅等におけるWi-Fiを整備
ゲリラ豪雨対策は舞浜に貯水施設を整備
日の出護岸へのアプローチのための階段・スロープ設置
舞浜駅混雑緩和のためのホーム延伸の検討
コミュニティバスの拡充(日の出路線新設)
第二湾岸用地の活用方法検討
この中で完全に新規のものは舞浜の貯水施設整備と舞浜駅のホーム延長検討の予算。その他は昨年からの延長的予算。
舞浜交差点が昨年夏に冠水したので、ゲリラ豪雨対策は急務だったが、今回対策が実施される。
「日の出海岸の解放にかかる階段、スロープ設置の実施設計及び整備」に2900万円が計上。金額から推定すると純粋に階段とスロープができるシンプルな工事となる模様。
従前から実施されているスクールカウンセラー制度
悩む子供達の心のケアのためのスクールカウンセラーの予算。浦安市のきめ細やかな教育行政施策の一つ。
図書館大規模改修予算として3.4億円を計上
本年度図書館がリニューアル。単に綺麗にするだけではない先進的な図書館の整備に期待が高まるが、現時点ではその整備内容は不明。
パークゴルフ9ホールを新設
総合運動施設にキッズスポーツルームを新設
以上が平成30年度の主な浦安市の「変化」に関する予算計上でした。皆さまの期待値との相関はいかほどだったでしょうか。