2025年3月には千葉県知事選と浦安市長選の同時選挙です。

国政ではなく地方自治選挙になるので、メディア露出は少なくなりますが、我々住民にとっては自分の街の未来が大きく変わるので非常に重要な選挙になります。

期日前投票もありますので、声を掛け合って選挙に行かれてください。

東京都と違い、浦安のように面積の小さな街は、一人一人の1票はかなりの重みを持ちます。住みやすい浦安を作るためにも、自分の想いを代弁してくれる候補者を、選挙で市政に送り出す必要があります。

今回の選挙の争点は何になるのでしょうか?

浦安独特な論点はこれまで通り多数ありますが、今回からは過去にはなかった論点が出てくるかもしれません。

「減税政策」です。

国民民主党は「手取りを増やす」をキーワードに、2024年の衆議院選挙で大躍進をしました。

税金は国に支払う国税と、地方自治体に払う住民税があります。住民税は自治体によって安い、高い、があります。

出所: https://internet.watch.impress.co.jp/docs/update/1603882.html

直近の名古屋市長選挙では減税を政策の柱にした広沢さんが勝利しました。

出所: https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20241125/3000038630.html

一方で、減税を実施して財政破綻しては元も子もないので、税金の節約は必須です。

市民の多くの人が望む政策や、市や国の未来に関わる政策についてはしっかりと継続または拡大しつつ、市民のニーズがない政策や効果のなかった政策については聖域なく削減していくことが求められます。

2期連続8年間市長をつとめられている現職の内田さんのこれまでの選挙は、初回選挙公約のアップデートで、どれくらい最初の公約をやりきったかの説明が2回目の選挙の柱でした。

しかし、これだけ国民市民に税金に対する不満と怒りが溜まっている昨今では、無駄な税金使用には厳しい目が向けられます。

内田さんの今回の公約はまだ発表前ですが、過去の検証を踏まえて、自分の考えた過去の政策であっても、英断にやって止めるものを明言する必要かあるかもしれません。

逆に、子育て支援は拡充が国としても必要なので、市として何をやるのかを再定義しなければなりません。災害対策の強化も南海トラフの確率が高まる今は待ったなしです。

また、浦安独特の課題としては、市内(特に新浦安付近)の建物の建て替えまたは大幅なメンテナンスが必要な時期になっているので、こうした建て替えの促進や若者の移住につながるような政策も必要です。

そうしたプラスマイナスの収支を踏まえて減税を約束することができれば、今回の選挙でも勝利される可能性はかなり高くなるのではないでしょうか。

これまでは「財政豊かな街、浦安」に胡座をかいていた部分はあったと思いますが、これからは待ったなしです。

今回の選挙で、東京から浦安に多くの人が移住してくる、したくなるような浦安になるといいですね。