来年度の予算案が固まり、開示されました。

予算案を見ることで、来年度市長、浦安市が何に重点を置き、どんな取り組みに力をおいて、政策を執り行う予定なのかを見ることができます。

平成31年度の予算案

以下が今回発表された予算案です。

ご覧の通り大規模な投資は図書館等の既存インフラのリニューアルと一部福祉施設の新設にとどまります。

ワクワクするような勢いのあるメニューがあまり見当たりません。

 

浦安市の成長が鈍化し、今後急激な高齢化や街の発展の鈍化または縮小の恐れがあることについて市民の多くが不安に思っていることでしょう。

市長も浦安は成熟期に入っているため新たな対策が必要であると就任当初に仰られていたと思いますが、この予算を見ると、政策そのものが街の持続的発展に資するものというよりは「縮小均衡」の発想に終始してしまっているように見えます。

浦安の発展に資する第二湾岸建設についても「市民生活への懸念から注視する」という浦安市長コメントでしたが、積極的に支援する千葉市とは温度感の違いが現れておりました。

浦安市の活性化、グローバル化に資するレッドブルエアレースの浦安発着も今年はもう無くなってしまいました。これも浦安市にはとても大きな痛手です。

一方で、市長選の時に公約として掲げられたことはしっかりと着実に実現していることは素晴らしいことだと思います。

できない公約や理想論だけを並べることが一番良くありません。

(選挙時の内田市長の公約)

責任ある政治ができる唯一の政党である自民党の強みを活かし、守りだけではなく、今後の予算調整のなかで持続的発展につながるような市民の利益に資する施策を打ち出して頂けたらと感じた今回の予算案でした。