6月の議会において内田新市長予算が決裁され、内田さんの浦安改革の第一弾が発動されました!その内容が浦安市の広報誌「広報うらやす」に分かりやすく説明されていますので、ご紹介をします。

 

以下の補正予算が6月議会で承認されています。

これにより内田新市長の浦安改革の第一弾の予算が手当されたことになり、実際の改革活動が始まります。

目に見える形で変化していく部分も多いのではないかと思います。

内田新市長の浦安改革の肉付け予算

以下の「広報うらやす」の予算説明紙面をご覧ください。

出所:浦安市「広報うらやす」

特に注目したい点は以下の2点です。

① 三番瀬環境観察視察の設計と海辺の市民解放

②指定管理制度及びPFIの検証

このそれぞれについて少し考察を記載したいと思います。

三番瀬環境観察視察の設計と海辺の市民解放

まず護岸の解放ですが、管轄が千葉県であり、水難事故は命に直結するため、簡単にはいかない話かもしれません。

しかしながら、これが実現できた時の市民の喜びは相当なものがありますし、期待値も高い案件です。

ただし、大切な点として、単に海にアプローチできるということや高洲の公園のような単純な整備を市民は望んでいません。すでに多くの市民が海に入って潮干狩りを楽しんでいます。

人々の期待はもっと付加価値のある観光スポットへ三番瀬護岸を進化させることです。

極端な例を言えばワイキキビーチを人工で作ったことと同じような観光活性化アプローチを浦安においても実現して欲しいという想いです。もちろん三番瀬の環境破壊はない前提です。埋め立て案の時は大騒動になった教訓があります。

参考記事「三番瀬の魅力で浦安に人々が集う憩いの場を作って欲しい!」

そしてこの三番瀬の観光活用の最初の突破口になるのが、三番瀬環境観察視察用地での観光活性化です。

市民は、10年前の計画のまま、環境観察施設を作ることを特に望んでいません。すでに直に海を感じていますし、船橋にはもっと素晴らしい三番瀬関連施設が完成しています。三番瀬はすべての市民がすでに大好きな場所であり、これからもずっと大切にしたいと考えています。10年前のプランを踏襲して小さな建物を作って環境観察をしなくても、その目的はすでに達成されています。

むしろ、地域の大きな課題として、新町は人が集い、美しい三番瀬を見ながら優雅な時間を過ごすことができる複合商業施設が圧倒的に不足しています。そのような施設をこの海が見える一等地の土地には作るべきです。それが市民のニーズに応えた一番の市政運営につながるのではないでしょうか。

リクルート社「スーモ」の調べによると人口一人当たりの商業施設数の数ランキングでは、浦安市はかなり低ランクとなっています。

イトーヨーカドーのレストランやフードコートがなくなり、ベンツカフェができてどれだけの市民が喜んでいるかを見れば、市民のニーズは自明です。

ぜひ今回の予算を使って、10年前からの単なる環境観察視察からの計画を徹底して見直し、市民が望む土地利用案を浦安市にご検討頂けたらと願っています。

参考記事:「三番瀬学習施設用地は市民が海を楽しめる商業施設の誘致に!」

千葉県、そして政府とのパイプを持つ内田さんが市長に選ばれたからこそ実現可能な案件の1つがこの三番瀬の活用でしょう。

内田市長のご活躍によって浦安の未来は大きく変わることでしょう。

PFI活用の検証について

これからの人口減少時代では行政が全てを決め、すべての費用負担を税金で行うような方式ではすぐに財政破たんし、立ち行かなくなります。

千葉市の民間ノウハウの活用と、その効果を見て頂ければ、正しいPFI活用は素晴らしい市民サービスにつながることは証明されています。

参考記事:「浦安も負けられない!千葉市の官民連携での公園活性化に学ぶ」

共産党市議の先生方の議会でのご発言や質問は「PFI反対!」のように聞こえるのですが(理解が間違っていたら申し訳ありません・・)、それはPFIを少し狭く見られている、またはご理解が狭義であるからではないでしょうか。

確かに浦安市が行なったこれまでの数少ないPFIは、成功事例ととは言えず、やるべきではなかったかもしれません。一方で、それをもってPFIの全てを否定するのは視野狭窄です。

PFIは民間と行政の間におけるリスク分担の話が本質で、行政の高いクレジットを使うことで民間もより低利で事業資金の調達をしやすくなり、それによって新たな視点での高品質サービス展開を自由度高く行うことができることに、物事の本質があります。

PFIをやるか/やらないか、の検証などにはなんの意味もなく、どのようにPFIの案件を設計すれば多くの民間事業者が手を上げてもらえるのか、を具体的に検証し、浦安市としての成功事例を1つ1つ作っていくべきです。

資本力に余裕がありある程度リスクをとることができる浦安市だからこそ、より自由にPFIの案件設計ができます。

例えば三番瀬環境観察施設用地はPFI案件化にはもってこいの場所です。広すぎず、狭すぎず、第一号の本格PFI案件化としては最高のロケーションです。

それを成功させた後には、総合公園のPFIや総合運動場のコンセッションなども検討すべきです。

ぜひそのような視点でPFI案件化の検証を行って頂ければと感じています。

すでに内閣府は、人口20万人以下の自治体にもPFI案件化のアクションプランの提出を求めることに6月に変更しました。

出所:内閣府「PPP/PFI推進アクションプラン (平成29年改定版)」

浦安市もいずれ提出しなければならないわけですから、この三番瀬土地はぜひPFI案件化を目指すべきではないでしょうか。

東京都では、上野公園にスターバックスが導入されました。富山も公園に世界一美しいと言われるスターバックスがあります。

浦安市には・・今は何もありません。

このような状況に、内田市長そして浦安市行政の皆様に早急に終止符を打って頂きたいと願っています。内田市長にしかできない浦安観光活性化が今まさに動き出そうとしています。