浦安市高洲にある広大な敷地

浦安市高洲には海側にまだまだ空き地があります。




地図でいうとこの場所です。
ちょうど大和ハウスの商業施設マリナガーデン新浦安と同じくらいの広さがあります。先日、三菱地所が購入することとなりました。

この地域は市の用途地域の指定により、第一種低層住居専用地域となっています。

元々は商業が建てられる地域でしたが、なぜか前市政で低層住宅地域に変更されました。

南側には準工業地域に指定された土地に囲まれた港湾施設があります。

用途地域とは、都市計画法の地域地区のひとつで、用途の混在を防ぐことを目的としています。 住居、商業、工業など市街地の大枠としての土地利用を定めるもので、第一種低層住居専用地域など12種類があります。

第一種低層住居専用地域は低層住宅の良好な住環境を守るための地域。低層住宅のほか、床面積の合計が50m²までの住居を兼ねた一定条件の店舗や、小規模な公共施設、小中学校、診療所などを建てることができます。逆に、商業施設は建てられません。

一方で、準工業では軽い設備の工場や商業施設、そして住宅も建てられます。つまり、この港湾施設の周りは例えばサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフのような商業利用が可能です。

そのような未来の可能性を秘めた場所と道路を挟んだすぐそばに広い土地があるにも関わらず、現在はそこに低層住宅だけを建てる計画になっているのが勿体無いように思えてなりません。




アイルズも飛ぶように売れてはいますが、まだまだ180戸の供給が控えています。これ以上浦安の中に新しい住宅を作っても京葉線がパンクするだけです。複々線化もできていないのに、単に住宅を増やすことはリスクも伴います。

せっかく羽田空港や東京と船で新しい航路をつなぐことができる港湾設備がある貴重な場所であるにもかかわらず、現段階の浦安市の都市計画は活かしきれていないように思います。

港湾施設を活用し。東京湾内の船のコミューター便を作ってトラフィックを変えることと同時に推進して行くことで、高洲土地開発とのシナジー効果がありえます。



新浦安を単なる住宅地で終わらせるには勿体ない!

以前こちらでもアイデアを紹介しましたが、浦安は高速バスシステムによって南北の一体化と融合をはかるべきだと考えています。様々な街の特徴を持った「一つの浦安」を実現することは、浦安の新しい未来の始まりとなります。

ただし、そのような新しいシステムを導入するにあたり、当然採算も重要です。利用者促進のためには路線を魅力あるデスティネーション、または利便性の高い駅などの交通結節点とつなぐことができれば、十分な利益確保の蓋然性が高まります。

それ故に、海岸線沿いを魅力ある観光資産とする必要があるので、総合公園や三番瀬にはPFIを活用した付加価値の創造が必要です。

また、交通路線は、その終点が乗り換え可能な駅なのか、どん詰まりなのかでその利用者数は大きく変わります。

もし境川河口から羽田、東京方面に船便をはることができれば、浦安の東京湾側は交通の端っこではなく、そこからさらに次の交通網がつながった場所になります。そしてそのような交通の結節点は、多くの人が交流し、商業が栄えていきます。

このような可能性を秘めた高洲の魅力的な土地を単なるベッドタウンにしてしまうことはもったいないことです。

浦安は商業と住居のバランスが壊れ始めています。住居過剰状態になりつつあります。

イトーヨーカドーの撤退にリスクを感じたからか、マリナガーデン新浦安にもまだ手をあげてくれる事業者が出てきません。二期工事がどんどん遅延しています。

交通の流れを変えることと、すなわち海から外部につながる船ルートを作ることで何か大きなパラダイムシフトを起こさないかと考えています。

そして三菱地所さんに、低層マンションの開発と同時に、道路サイドの商業エリア建設可能な準工業地域の開発も是非ご検討頂きたいと思いますし、羽田との連携、船の活用も是非ご検討頂きたいと思います。

この船便のインフラ設置は、大震災時に自衛隊艦船によってご支援頂いたように、災害対策機能としてもとても重要です。陸の孤島になりやすい浦安だからこそ船を活用してはいかがでしょうか。ニューヨークでも、シンガポールでも船は大都市で活躍しています。東京、そして浦安でも是非ご検討頂きたいと考えています。