今週の株式相場は荒れに荒れた相場でした。

金利2%で調達できるに等しい信用買い制度を活用しているため、株価の減少とともに証拠金維持率がどんどん下がりヒヤヒヤしました。

しかし、これがバフェットさんのいう「根拠なきセンチメンタルな相場」だと信じ、一切損切をすることはせず、耐えることにしました。

今回はそんな今週の株式相場を振り返っての考察と反省を綴ってみたいと思います。

今後の皆様の資産運用において、こんな考えの奴もいたなぁと、頭の片隅の参考に頂ければ幸いです。

 

まず、今週の株式ポートフォリオのパフォーマンスですが、暴落の日には証拠金維持率が減少し、強制決済の恐れが一時出ました。そのため、空売り銘柄と一部の含み益銘柄を利確して資本を厚くしました。(そうせざるを得ませんでした)

そして、それによって生まれた買いの信用枠も含めて、バフェットさんの言う

「理由なき下落相場は絶好の買いチャンス!」

と自らに言い聞かせ、例えば再生医療銘柄である「サンバイオ」や割安感が大きい「東急建設」、以前より推奨しております「三菱自動車」、そして「日産自動車」などのいくつかのストップ安/大幅下落銘柄を購入しました。

結果としては翌日、または二日後にはすぐに5〜10%くらいの戻しがあったため、なんだかんだで週を通して見ると資本を増やすことができました。

「理由なきセンチメンタル相場」というコンセプト

米国の長期金利上昇への警戒からニューヨーク市場が大暴落し、それに引きずられて日本も連載的に株安になったと報道等では言われています。

あまりの暴落ぶりに、焦って損切りをされた投資家さんも少なくないと思いますし、それが瞬間的大暴落を招きました。

しかし、冷静に考えると今回の暴落は理由がないのです。

米国では全ての景気指標が好調で、それ故に長期金利上昇の懸念から経済抑制がかかるとの観測が発生し、株式が大暴落しました。

しかし、ここ日本がなぜそんなにも米国の株式相場に引っ張られるのでしょうか。

自動車のような輸出企業ですとたしかに影響があるかもしれませんが、米国の長期金利が上がれば円安圧力も高まり、相殺されるかもしれません。そして何より米国の景気指標は「好調」という事実があります。

にもかかわらず、なぜか株式は暴落しました。

今回一晩で10%の利益を上げられた再生医療銘柄のサンバイオですが、米国どころか日本の景気さえもほぼ無関係のテクノロジードリブンのベンチャー会社です。

それがなぜかストップ安の3410円まで下がったのです。ほんの数日前までは再生医療への期待から4500円くらいまで株価があった会社にもかかわらず、暴落しました。

これを見てると、どう考えても理由なき暴落としか思えず、ストップ安となっていたサンバイオ株を購入しました。そして翌午前にはすぐに指値していた4000円での売却を行い、利益を確定できました。

(注: 再生医療銘柄は、利益は赤字にもかかわらず将来への期待から異常な株価がついています。長期投資には全く向かない銘柄ですので、基本的には手を出すことはおすすめしません。また、手を出したとしてもすぐに売却して利確することをお勧めいたします)

また、以前から推奨しています三菱自動車も、今週、暴落前日になんと1000億円近い増益と21%の配当増額を発表しました。

出所:三菱自動車 2017年度3Q決算資料より

 

理論的に言えば、今回の増額は記念配当と言った一過性のものではなく利益回復による本源的価値の向上なので、株価も30%上がってもおかしくない素晴らしい発表でした。

他社が暴落する中で、三菱自動車は微減から微増に転じました。

これもどう考えても「買いのチャンス」であり、大バーゲンセールです。

おそらく三菱自動車株式は年度末に向けて、まだまだ値上がりが続くでしょう。さらに日産自動車との統合コスト削減効果が発現してくれば、さらに利益を上げる可能性があります。

目標株価を1000円と置いており、今後も日産自動車とともに買い増しを予定しています。

 

 

今後への反省と改善点

一方で、こんな風に体良く書いていますが、(必ず株価は戻ると信じてはいましたが、)もう数日下落が続いていたら、強制決済により大損していたのも事実です。

単に、ラッキーだったとも言えます。

株式投資は長期的視点で見れば、しっかりと投資先のビジネスを分析して投資をしていけば、間違いなく理論的・合理的に株価が形成され、誰もが資本家になる手助けをしてくれるものと思います。

しかしながら、短期で利益を上げようとするあまりに、信用取引きで数千万円を運用するようになるとリスクといつも隣合わせです。

反省点としては、これまでは資産の大半を信用取引きの証拠金にしてレバレッジをかけていましたが、これを機に総資産の30%くらいは現物にしようかなと反省する機会になりました。

よく考えてみれば、現物(NISAは除く)はその時価の80%では証拠金扱いをしてもらえますし、バフェットさんも、「金を借りて投資はしない・必ず現金取引きにする」と常に話しています。

今回の瞬間的下落からは学ぶことが多々あった1週間となりました。