とても天気が良い日には最高の浦安お散歩にでかけます。浦安は空が広く、温度と湿度が近ければまるでハワイや西海岸のような雰囲気の浦安がますます好きになります。




プラプラしていると、新浦安の海に近い端っこのエリアで、突然道路の両サイドにずらっと数十台の車が駐車していました。

そして次から次へと新しい車が来て、バスが操車場にも出入りできないくらいにまで膨れ上がりました。

何が起きたのか、とても不思議でした。実はこの現象は定期的に発生しています。道を塞いでしまうので交通事故が起きないか心配になるほどの様子でした。

何か海の方でイベントか何かあるのかと思い、往来する人に聞いてみました。

「ポケモンGOのレアポケモンが出たんだよ。」

ということでした。

ラプラスというポケモン。噂には聞いてましたが、おそるべしポケモンGOの力を目の当たりにしました。ラプラスは相当レアなポケモンのようです。




イングレス、ポケモンGOという斬新なツールはきっと多くの人を動かし、すごいムーブメントを起こせると考えてました。一方でこうして、受け側地域の立場になってみてみると、単に良いことばかりでなく、別の視点もあることが理解できました。

交差点すぐ横から路駐で道路が塞がれて、いつ事故が起きてもおかしくない状態であり、バスも入場できない事態が引き起こされていました。

お台場でもポケモンGOにより同じような問題が発生し、夏に問題になりました。新聞やニュースでも大きく取り上げられました。

千葉県内でも以下の事態が起きました。

「全国各地で珍しいポケモンを求めて多くの人が集まり、トラブルにつながるケースが多発している。千葉ポートパークでも、空き缶やたばこの吸い殻が散乱している横で、大勢の人々が立ったまま、あるいは椅子を持参し黙々とスマホを見つめる異様な光景を目の当たりにした。花壇が撤去され、窓際に空き缶が置かれたイタリア料理店。張り紙には「皆様、どうしたら良いでしょうか?」と書かれている,。 緑と海に囲まれ、読書や運動をする地域住民の憩いの場だった同施設。しかし、ポケモンGOの配信が始まって以来、様相は一変した。インターネット上で「珍しいポケモンが出る」とうわさが広まり、広場は連日、一心不乱に歩き回り、指を上下に動かす人々であふれた。」

一方で、ポケモンGOの前身であるイングレスを行政が活躍して地域活性化に活かしている自治体もあります。横須賀市の取り組みです。イングレスファンだった職員の発案で実現した企画です。

戦時に使われた猿島を使ってイングレスの陣取り合戦を自治体主催で開催し、多くの人が楽しみました。

要はこういった最先端のツールは使い方次第で武器にも毒にもなるということを示しています。ポケモンGOも地域の中でうまく活用されれば健康推進や地域への集客につながりますが、こんな放置無管理状態ですと地域にとってはマイナスになります。

せっかく生まれた新しいツールなので、横須賀市のように行政含めて上手な活用方法を考えても良いかもしれません。

浦安は地形的にはイングレスに向いています。同じような斬新な取り組みを考えてみてはいかがでしょう。