三番瀬は、その海の美しさや潮干狩りのみならず、各地の花火大会が楽しむこともできる素晴らしいロケーションです。

 

7/29には以下の通り、浦安市の盛大な花火大会が開催されました。

参考記事:日本一リラックスして楽しめる浦安市の花火大会

そして8/5には、以下の2つの花火大会が三番瀬の緑道からとても綺麗に見えます!

・千葉幕張花火大会(2万発)

・市川花火大会(1万4千発)

 

フィナーレともなるとその光景は圧巻です。上の写真は全て浦安からただの携帯カメラで撮影したものです。それでもこの迫力で肉眼だともっと素晴らしい情景です。

三番瀬は海が美しいだけでなく、こんな素晴らしいイベントも堪能できる場所です。

このようなメリットを活かして、是非とも浦安市さんには、三番瀬環境関連施設の用地をもっと市民の意向に沿った形で、素晴らしい施設を設置していただきたいと思います。

参考記事:三番瀬学習施設用地は人々が海を楽しめる商業施設の誘致に!

富山市の公園内に設置された世界一美しいスタバのようなものを誘致できるような、素晴らしいポテンシャルを持った土地です。

 

出所:スターバックスHP

こんな素晴らしいスタバから、花火大会を見れたとしたら、もしくはこんな環境のレストランから花火大会を見ることができたとしたら、そして普段は美しい三番瀬を見ることができたとしたら、浦安市の魅力と価値は果てしなく高まることでしょう。

逆に、もしここが現状の限られた予算と時間を理由に、小さな魅力のない建物をつくり、特定の人の利用しかないような施設になったとしたら、それは中長期的な浦安市の未来の可能性を、自ら毀損することになります。

2017/6月議会で基本設計の予算が承認されました。これまでの震災前の計画は以下のようなものでした。新たに更新されるとはいえ、このまま誰も何も能動的なアクションを取らない場合には、この延長線になるようです。

(以下、日本工業経済新聞2009/6/1より)

同施設は、三番瀬を活用した市民の自然体験や環境学習を推進する目的で、日の出地区に整備。

海への眺望や隣接する公園と50m緑地との一体的な敷地利用を考慮し配置。敷地面積は1954・22㎡。用途地域は第1種住居専用地域で、建ぺい率60%、容積率200%。高度地区は第1種高度地区。

施設の規模はS造2階建て延べ約550㎡。諸室の構成は、

展示室50㎡

体験室100㎡

研修室100㎡

倉庫50㎡

収蔵倉庫100㎡

トイレ・更衣室・休養室・事務スペース100㎡

展望スペース50㎡

①郷土博物館と連携した機能をもつ生涯学習施設

②三番瀬を活用した市民の環境学習や自然体験を推進する施設

③三番瀬の自然環境の保全を推進する施設

④三番瀬を広く市民に周知していく施設

⑤三番瀬で活動する市内の環境活動団体やボランティアとともに運営していく施設とする

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*現在の市のお考えとしては、上記よりも施設の大きさ・床面積を縮小し、芝生広場を増やす方向性のようです。そして船橋にも同種施設ができたので、展示施設の設置はやめるようです。簡易カフェのようなものはご検討中のようですが、スタバレベルにはならないでしょう。主にトイレ、倉庫、研修室の為の建物を想定されていらっしゃるようです。

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もし現状の想定のまま物事が進んでしまうと、せっかくの地域活性化拠点として活躍できる一等地の場所が残念な利用方法となり、市民の後悔は永遠に残り続けるでしょう。

逆に、これが市民のニーズに応えた素晴らしい官民連携の施設として出来上がった際には、地域のブランド価値は大幅に上がり、地域の住宅の不動産価値の向上に始まり、多くの来訪者による消費によって浦安経済は大きく潤うはずです。浦安の新たな観光スポットになり、ディズニー以外の市内滞在が増えることでしょう。

浦安市では6月の議会で800万弱ほどの予算がとられました。

しかし、その予算枠と短期的視点にはまってしまうがあまり、小さくてもとにかく早く箱物を作ることとを優先し、魅力の薄い建物を作ってしまうことは、むしろ市民のニーズや浦安市の未来の価値を毀損することになってしまい、本末転倒にはならないでしょうか。

市民の声とニーズをしっかりと吸い上げ、綿密な計画と市場調査やPFI(民間からの外部ファイナンス)を含む実行戦略を考慮する必要があります。

しっかりと計画を練って進めていくことで、施設の魅力そのものの向上も、浦安市にとってより良い条件でのファイナンスや運営が可能になるはずです。以下のような事案はしっかりと議論される必要があると考えます。

・建設資金や設計資金の予算の問題であれば、本来のPFI手法で(これまでのようなサービス購入型のなんちゃってPFIで、金利分を無駄にする手法ではなく)、十分に外部資金の調達は可能です

・施設の運営やアイデアも、民間にプロポーザルを求めれば多様なアイデアが出てきますし、彼らはそれを責任を持ってやり遂げます

・コンセッション方式(運営権のみを民間に渡し、施設は官が持ち続ける方法)であれば施設の保有者は継続して浦安市とすることは可能です。もしくは土地賃貸として、建物を全て民間に作ってもらい、その一部スペースだけを浦安市で環境学習施設として借受ける方法も可能です。もし民間が契約違反をして住民に迷惑がかかる場合には即時契約解除できる条項を入れることも可能です。

・千葉県から土地購入時の約束である環境学習という要素も、提案書の中に「環境学習の要素を持った施設運営とすることを前提とする」と規定しておけば民間は必ずそれに応えます

・当用地に大規模建築ができ眺望に影響があることは近隣住宅の販売時には説明、ご了解済みであり、さらに一種住居地域なので利用用途幅広い。隣の第五街区公園と一体運用することで、かなりの自由度のある建物を建設可能です

この素晴らしい一等地は、絶対に民間事業者(今までのような福祉的なものでなく、例えばスタバを誘致できるような攻めの経営ができる民間事業者)を入れた形で、案件を作り込んでいくべきです。

参考記事: 三番瀬学習施設用地を市民や観光客の拠点にするとした場合の民間事業者の募集方法(案)

内田市長にはこういった改革を期待して多くの市民が票を入れました。そして、三番瀬の活用が公約でした。是非とも市民ニーズに応えた素晴らしい期待溢れる施設を造るために、この2000平米近い貴重な土地を活用頂きたいと思います。

市民が主役を掲げる内田市長と、市民ファーストでこれまで市政を司られた浦安市行政の方々であれば、きっとこの場所を浦安市の大きな改革の象徴として、素晴らしい施設にしてくださるのではないかと期待をしています。

もし内田市長や行政のご尽力でこれが実現できれば、以下のような素晴らしい浦安ライフが可能となります。

ご家族やご友人と美しい三番瀬を眺めながらのランチタイム

三番瀬遊歩道ランニング中にトイレ休憩がてら美味しいアイスコーヒーを飲み一休み

花火大会を見ながらディナータイム

美しい三番瀬を見ながら優雅な時間を過ごすことで、三番瀬の魅力と大切さを後世に肌身で伝え続け

浦安市の魅力向上=>シティプロモーションに活用=>さらに多くの人が浦安市に来訪し、居住する=>税収アップ=>さらなる攻めの地域活性化の原資ができ浦安は益々栄えるという好循環が生まれる

期待を込めたイメージ図(千葉市の官民による公園活性化の実例@千葉みなと)

参考記事:浦安も負けられない!千葉市の官民連携での公園活性化に学ぶ

参考記事:もしも三番瀬学習施設用地を商業施設にするとしたらこうなる!?

多くの市民の皆様は、きっとこの三番瀬施設が魅力的なものになることを期待されているでしょう。

この三番瀬施設の行く末は、まさに新しい浦安市の市政の最初の大きな試金石になるではないでしょうか。

市民のニーズに応えた素晴らしい政策を実現いただくことで、今の厳しい国政情勢とは関係なく、浦安市現行政に対する浦安市民の信頼は高まって行くことと思います。

参考記事:期待が高まる内田新市長の浦安改革の第一弾!

今が市民の想いを行政の方々にお伝えするラストチャンスです。案件が動き出した時には、もはや軌道修正は叶いません。

以下のような浦安市の公式ページから、市民提案を行うことも可能です。

浦安市パプリックコメント募集

このようなところから三番瀬施設に関する要望や、浦安市の活性化の為の提案などを能動的に、論理的に市民の1人1人が行ってみても良いのではないかと思います。

内田市長は「市民が主役」を掲げられており、市民が本当に困っていることや熱望していることについては真摯に耳を傾け、実現に向けて動いてくださる新しい市長であると思うからです。

内田市長と浦安市議団の方々に浦安市を託して良かったと思える結果になるかどうか、今後の経緯をしっかりと見守り、その進捗をレポートしたいと思います。