デパート等のフードコートにてふと周りを見渡してみて、なにかお気づきのことはないでしょうか。

マクドナルド・・・

ケンタッキー・・・

すき家(牛丼)・・・

コカ・コーラ・・・

一目瞭然ですよ。すべて赤色を基調としたロゴ・店舗設計なのです。

そのほかにも、デニーズ、ジョナサン、ガスト、バーミヤン、などなどほとんどの外食チェーンがブランドカラーを「赤」にしています。

一方で、ホテル業業界はどうでしょうか?

ホテルは外食ほど顕著ではありませんが、 どちらかというと青色を基調としたブランドカラー設定が多いですね。

これらの各社・各業界と色の選択については、偶然の一致ではないと思われます。

色の心理学やマーケティング効果に基づいた必然であると考えられます。

各色の効果を調べてみれば、このように書いてあります。

赤色

・強いエネルギーを表す色。赤は火や太陽のような強いエネルギーを表す色です。

・主張と強調の色。赤はとても目立つ色で、自分をアピールしたいときに使われることが多いです。

・命と成長を感じる色。赤は血・肉・果実などの色であり、原始の時代から人の命や成長に密接に関わってきた色です。

・人の興奮と攻撃性を高める色

赤色の食事、例えばトマトスパゲッティ―が人気があるのも、赤を食べれば元気になる、といったように人間が心理的に思うからだそうです。

ちなみに食事の場合は、色の組み合わせがよい食事は、栄養のバランスも良いそうですね。カラフルな食事は健康に良いということですので、 赤にひかれがちですが、バランスよく食事はとりましょう。

次に青色です。

青色

・鎮静と抑制の色。青は興奮をしずめ、感情を抑制する色です。

・内へ向かうエネルギー。赤色が太陽や爆発のように外側に向かうエネルギーなこととは対照的に、青色は深い海のように内側

・底側に向かうエネルギーです。

・解放感を表す色。青は海のように重たくて全てを飲み込むようなイメージを持つと同時に、澄んだ青空のような軽やかな解放感も合わせ持つ色です。

だからくつろいで欲しいホテルでは、青色を基調とした設計が多いのでしょうね。

青を見て、心を安らかにして、ゆっくりとくつろいで欲しい、そんな想いが込められているのだと思います。

ちなみに緑はこんな効果です。

緑色

・安定とバランスの色。緑は心が落ち着いているときや、バランスをとろうとしているときに表れやすい色です。

・自己治癒力を回復させる色。自然の色でもある緑は、心身を自然な状態に導き、自己治癒力を高める効果があります。

・保守的、マイペースの色。刺激や変化を望まないときや、ゆっくりと自分のペースで進みたいときに緑の表現が表れることがあります。

このような色の心理学を考えながら商品設計をすることも非常に大切なことかもしれません。

そんな色による効果と浦安について考えました

新浦安は埋め立てによって作られた新しい街であるからこそ、綺麗な街並みをゼロから作ることができました。 今はディズニーを除き、ホテル以外の観光活用はされていません。 しかしながら、これだけ美しい街並みを活かさないのはあまりに勿体ないと思います。

浦安の青い空と青い海は、まさにバケーションと癒しの象徴です。こういった側面をもっと打ち出して、7都心から20分の浦安でオーシャンリゾートバケーションを!」なんていうプロモーションが都会の疲れた心の方々にはささるかもしれません。

また、日本各地の観光地では夜景を含めた景色の観光化を進めています。

大変素晴らしい夜景が浦安にはあります。 人は優しい暖色系のライトにくつろぎ、安らぎを感じるのですが、そんな場所が浦安にはあります。

ディズニーはまさにその暖色系のライトで埋め尽くされている場所です。

また、新浦安のシンボルロードも実は暖色系のライトがまっすぐに続く美しい道路です。羽田のランウェイ22に着陸する時は、浦安の優しく暖かい光がを空から見ることができます。

夜景を活用した地域活性化施策を浦安で実現することで、浦安には新たな観光需要がうまれ、浦安の地域経済を増大させることができます。

ライティングも含めた戦略的な街づくりとプロモーションにより、浦安の5年後、10年後の未来は大きく変わるかもしれませんね。