世代を超えて大人気のB’zですが、もう20年以上にわたって必ずオリコンチャート1位を取り続けています。これって本当にすごいことです。

ファンとしては「これってそんなに良い曲でもないかな~」と思う曲も中にはあるのですが、それでも私も買ってしまいますし、マーケットでもやはり1位獲得です。

今日はそんなB’zの人気とヒットの理由について、マーケティング論・顧客満足論の観点から考察してみたいと思います。




B’zの人気を支える3つの要素

以下の3つの要素が、B’zの絶大なる人気を支えている要素だと推測しています。

①仲の良い二人、変わらぬB’z

TMN(小室哲哉)のバックでプロのギタリストとして活動していたB’z結成前の松本さん。 TMNのギタリスト(役)の木根さんのギターとされていたのは実はすべて松本さんが演奏していたことを先日木根さんがご自分で暴露しました。有名なGET WILDのギターも演奏者は松本さんです。 まず感心なのは、こういうことをいままで一言も誰にも言わなかった松本さん。彼の人柄が良く分かります。 松本さんは、ささやかなプレゼントをお渡しした時は、「本当にありがとう!子供たちがきっと喜ぶよ~」 とお礼を言ってくれます。なんてあたたかい人なんだろう、と思ったものです。またその後寿司屋でたまたま会った時も「先日はありがとうね!」なんて言ってくれたり。 そんな松本さんが自分で独立してB’zのビジネスを始めるためにボーカルを募集し、そこに応募してきたのが稲葉さんでした。 稲葉さんと一緒にビートルズのLet It Beを演奏してみて、この人だと直感的に感じたそうです。 そして数学の先生だった稲葉さんもB’zとしての人生が始まります。 確かに稲葉さんはかっこいいですが、松本さんはその人柄がかっこいい。 そんなお二人が30年の間、ずっとお互いを尊敬しあってB’zをやってきて、2年に一度はソロ活動もやって、適度に距離もとりながらやってきたから、いつまでも変わらないB’zがあるのだと思います。 そして変わらないから、ファンもずっとファンであり続けるのでしょう。 「音楽性の不一致」とか言って、5人くらいのバンドでは結構メンツがころころ変わりますが、そういうバンドは最終的には必ず解散してなくなってしまいます。 B’zは2人でコンビにしたところも正解なのでしょうね。ドラムやベースは最近は固定化していますが、何かあったときはサポートメンバーとして変えればよいので、B’zそのものには影響を与えません。これもB’zという商品の価値を常に高く保つための、上手な戦略だと思います。

②音楽の方向性が常に同じベクトル

B’zファンではない人からよくB’zはどれもおんなじ曲にしか聞こえない!というご批判を受けることがあります。 確かにそうかもしれません。しかし逆に言えば、それだけ同じベクトルで曲を作り続けているということです。 アルバムの旅にテーマをジャズにしたり、ロックにしたり、沖縄にしたり、と多少のアレンジはありますが、B’zの局はいつもB’zらしい局です。だから裏切らない。 必ず期待している曲がアルバムには入っています。全部の曲がそう、とは限りませんが、自分の魂に響く曲が必ずアルバムには入っています。だから、すべてのアルバムをファンは必ず購入します。

③プロとしての徹底した努力

稲葉さんはボーカルとして喉の管理にはすさまじい徹底ぶりです。 楽屋でもドアの隙間に目張りをして、スチーム焚いて、喉をいたわります。お酒やたばこなど喉に悪いものも控え、声が出るように腹筋を中心に筋トレ、ランニングなどのトレーニングも欠かしません。 松本さんもあれだけギターがうまいのに、素人の何倍も毎日練習です。 曲作りも自分が100%納得いくまでは、徹底して作り直しです。数だけこなすなら彼なら一日1曲だって作れるのに、決して儲けるためだけにそんなことはしません。 自分の理想を常に追って曲を作っています。

B’zにあまり興味をお持ちでない方もいらっしゃると思いますが、こんな二人なんだなとバックグラウンドを想像しながらお聞きになられたら、新しいB’zを発見できるかもしれませんね。

いつまでも元気な2人でこれからも変わらぬB’zであり続けて欲しいなと思います。